こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
リーキーガットを否定する論文があるそうです。
ちなみに、リーキーガットとは小腸の栄養を吸収する穴が炎症などにより大きくなってしまい、未消化のたんぱく質や細菌・ウイルス・重金属・化学物質などの異物までも取り込まれてしまうこと、です。
結果、アレルギーや免疫力低下、関節炎などの原因となります。
この本の中にもそのことについて少し書かれています。
『 心と体を健康にする腸内細菌と脳の真実 』
著者: 扶桑社
出版社 : 生田哲
価格 : 1760円 (税込)
この本にはこう書かれています。
『日本語のウィキペディアとNHSに載っている記事のどちらもリーキーガットを強烈に批判している。』
ちなみにリーキーガット症候群についてウィキペディアには現在こう書かれたいます。
『リーキーガット症候群(リーキーガットしょうこうぐん)は、医学的には認められていない仮説上の疾患(疑似科学、フードファディズムも参照)。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%88%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4 より引用』
確かに医学的に完全に認められたものではないですが、インチキではありません。
自然療法の世界ではたくさんの臨床があり、当たり前のように認められています。
それに日本の研究機関でも普通に研究されています。
リーキーガットはインチキなのか?
『ではリーキガットはインチキなのかというと断じてそうではない。彼らの意見が間違っているだけだ。読者にリーキーガットについて、本当のことを知っていただきたいというのも、私が本書を執筆する理由の一つである。』
リーキーガット症候群はインチキだ、と言っている人がいます。
皮膚が怪我したらバイ菌が入って化膿しますよね。
大量に入ったら命に関わりますよね。
これもインチキですか?
では皮膚から吸収される経皮吸収薬もインチキですか?
皮膚の状態によって入ってくる薬剤の量に差はないのでしょうか?
人は外からできるだけ異物が入らないように皮膚や粘膜で守られています。
それでも完全に守ることはできず、分子の小さいものは皮膚から吸収されます。
人体の皮膚や粘膜の中で唯一栄養を吸収しなければならない場所が小腸です。
小腸は常に免疫と戦っているので、小腸の細胞は2日で総入れ替えになるくらい細胞分裂スピードが速い場所です。
簡単にリーキーガットになりますし簡単に修復されますが、慢性的な問題(カンジダ菌感染やアレルギーなど)があると、修復が追い付かなくなってしまうのです。
リーキーガットはインチキなのでしょうか?
リーキーガット症候群はインチキかどうかを考えるにあたって、まずはリーキーガットについて簡単に説明します。
リーキーガット症候群とは?
小腸には表面に絨毛という小さな突起があり、さらに絨毛の表面には細やかな突起があります。
ここから消化されて細かい分子になった栄養素が体内に吸収されます。
腸壁の絨毛部分がで炎症を起こしてしまうと、栄養を吸収する穴が大きくなりすぎる場合があります。
普通は消化できていない大きな分子は吸収しません。
しかし、小腸の栄養を吸収する穴が大きくなってしまうと、未消化のたんぱく質が腸管を通り抜け、免疫系は入ってきたものを異物として攻撃します。
こういう大きな分子は本来血液中には存在しないので、防御のためにアレルギー反応が起きてしまうのです。
私たちの体もタンパク質でできているので免疫系が自身の体を攻撃し、Ⅰ型糖尿病、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患が発生しやすくなります。
細菌や腸内細菌がつくる毒素が通り抜けると、これを免疫系が攻撃するため免疫が疲弊し免疫力低下の原因となります。
ウイルス・重金属・化学物質などの異物までも取り込まれてしまい、このような異物の処理のために肝臓や腎臓に過剰な負担がかかります。
炎症物質がさまざまな臓器に影響したり、リーキーブレインという本来脳に異物が入らないようにガードしている血液脳関門に異常が起こりブレインフォグなどさまざまな脳疾患の原因となるのです。
科学的にもリーキーガットが動脈硬化や脂肪肝を引き起こすということが科学的にも研究され、証明されつつあります。
『脂肪肝による肝がんの進行が腸内細菌によって促進されるメカニズムの一端を解明』
- 高脂肪食の長期摂取で腸管バリアが脆弱化し、肝臓に移行・蓄積したグラム陽性腸内細菌叢の細胞壁成分であるリポタイコ酸が肝臓に移行・蓄積。
- 肝臓に蓄積したリポタイコ酸のトル様受容体を介した刺激により、老化肝星細胞※1中のタンパク質・ガスダーミンDが酵素切断され、生じたN末端側の部分が集合して細胞膜上に小孔を形成、その小孔からがんを促進する物質(IL-1β、IL-33を含むSASP因子)が細胞外に放出。
- 放出されたSASP因子のIL-33が、がん細胞に対する免疫を抑制する制御性T細胞※2(Treg細胞)を活性化し、がんの増殖をより促進。
腸管粘膜バリア機能に着目した新たな動脈硬化治療
- 動脈硬化症には腸内細菌が血中に漏れ出す“腸管壁漏洩症候群”(Leaky Gut Syndrome)*1 が関係している
- クロライド・チャネル活性化剤 Lubiprostone(商品名 アミティーザ)は、腸管壁漏洩症候群を改善することで動脈硬化症の進展を抑制する
このような症状を、漏出性消化管症候群「リーキーガット症候群(Leaky Gut)」といいます。
まだリーキーガットは医学的に認められていないからって、インチキだとバッサリ切ってしまうのはどうなんでしょう?
リーキーガットがインチキだとしたら、以下の問題は嘘なんでしょうか?
- ではそもそも皮膚から毒素は吸収されないの?
- 経皮吸収型の薬は意味ないの?
- 健康な皮膚と荒れた皮膚(外傷を受けた皮膚)、毒素の吸収や細菌の侵入に差はないの?
- 世界中で研究されている情報は全てうそなの?
リーキーガットがインチキだ、という論文もあるそうです。
詳しく論文を読んだことはありませんが、インチキという方が不自然ではないでしょうか?
皮膚と消化管の役割
基本的に皮膚と消化管は内と外の境界線でもあります。
未消化のタンパク質や細菌などの異物が体の中に入ってこないように、粘膜・上皮細胞やリンパ組織によってガードされています。
その中で栄養素を吸収する場所は小腸のみで、それ以外はできるだけ外から細菌や物質が入り込まないようにガードしています。
ほぼ唯一の吸収器官である小腸では、未消化のタンパク質や細菌などが入ってこないようにそして間違って入ってきたものを免疫系が守っています。
実際には、小腸以外からも物質は入ってきますが、皮膚組織・粘膜組織や上皮組織によって、かなりがガードされていますので、ごくごく微量です。
例えば、その皮膚が傷ついたり荒れていたりすると、そこから細菌が入って膿んでしまったり、物質(毒素)が体内に入ってきて強烈にしみたりします。
同じようなことは小腸でも当然のことながら起こります。
食べ物に混ざって、いろいろな異物や細菌、毒素が入ってきます。
栄養はできるだけ吸収して、異物はできるだけ吸収したくないのです。
小腸は「第2の脳」とも言われるようにたくさんの神経細胞が、必要なものと必要でないものを分析し、必要なものだけを吸収しているのです。
ただそれだけのことなのに、それを否定するのはおかしくないですか?、ってことです。
上記の説明だけ考えてもリーキーガットがインチキではないことがわかりますよね。
では経皮吸収もインチキ?
経皮吸収型薬剤はたくさんの種類がありますが、それは皮膚から吸収されることによりいち早く薬剤が全身に回るという作用を利用したものです。
経皮吸収消炎鎮痛薬(シップ)は有名ですよね。
心臓の薬ニトログリセリンは口腔粘膜から吸収され瞬時に作用します。
口から摂ると小腸で吸収され、肝臓の解毒を超えてようやく作用するので時間がかかるのです。
では経皮吸収もインチキなのでしょうか?
リーキーガットは確実にあります
荒れた皮膚から普段は吸収されないようなものが吸収されてしまったり細菌が入ったりするのと同じように、小腸が荒れている状態がリーキーガット症候群です。
リーキーガットは確実にあります。
※当院でおこなうフィシオエナジェティック検査は医学的な検査ではありません。どうすれば解決するのかはわかりますが、診断は基本的には行いません。あくまで診断については医療機関でお願い致します。
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