近隣のギムナジウムでは音楽活動がさかんで、シンフォニーオーケストラもあり、年2~3回コンサートを開いています。

2020年3月15日のコンサートでは、生徒とその家族、同窓生、その友人たちで合唱団を作り、メンデルスゾーン作曲『最初のワルプルギスの夜』を上演するはずでした。

それが、急遽決まった全面ロックダウンですべてをキャンセル。
あの年は、新型コロナ感染者指数によって、急に規則が変わったり、文化活動が制限されたり、大変な時期でした。

今年2022年3月に再び企画されたものの、またまた新型コロナ流行により、学校では大人数の合奏・合唱は禁止され、お流れに。

曲の内容から言えば、本当は春に上演するのがふさわしいのですが、冬は再び新型コロナが流行する恐れがあります。
そこで、感染者の少ない夏から計画を始めて、9月24日に上演することにしました。

ギムナジウムの音楽教師の方々が企画、運営、指導してくださいました。
生徒、父兄、知人関係で結成された合唱団は、120人を超えました。
練習では食べ物を持ち寄り、昔の知り合いとしゃべったり、ご近所さんと出会ったり、和気あいあいとした雰囲気です。

合唱団には、一昨年の企画時から残っていた人もかなりいました。しかし、オーケストラの方は生徒が大半で入れ替わりがあり、新しく練習するのですから、限られた時間で仕上げるのは大変だったと思います。

コンサート当日の本番が最高の出来でした。
アンコールに、同じくメンデルスゾーンの『我らに平和を与え給え』を全員で演奏。
演奏後は、指揮者、ソリスト、音楽教師グループ、生徒達、父兄者、お互いに拍手を送りました。

手作りでほのぼのとしたコンサート体験でした。
このコンサートについて、キール・ニュース紙が取り上げてくれました。↓

https://www.kn-online.de/kultur/regional/ebg-ensembles-mit-mendelssohns-walpurgisnacht-in-der-petruskirche-kiel-57K5S26RQNWRSJ2DFM6CO56UG4.html

【2022.12.24】動画がアップ、公開されました。