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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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現地メディアの記者が発見!22年前のリュングベリと今季のトロサール、驚愕の共通項!

記事のタイトルを見た瞬間、絶句しました。「Remarkable similarities show Leandro Trossard is Arsenal’s new Freddie Ljungberg(レアンドロ・トロサールが新たなフレディ・リュングベリであることを示す驚愕の共通項)」。奇跡的なスタッツを発見したのは「テレグラフ」のサム・ディーン記者です。よくぞ気づいたものだと感心します。

「これは進化ではなく、歴史だ」。話の始まりは、ガナーズの指揮官の言葉です。オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドを0-1で下したアルテタ監督は、あまりにも完璧なマン・シティと争うことによる心理的な消耗について問われると、クラブ史上最多となるプレミアリーグ27勝という数字に話題をすり替えました。

これまでの最高は26勝。2003-04シーズンのインヴィンシブルズと、FAカップとの二冠を達成した2001-02シーズンです。「テレグラフ」の記者が注目したのは、最後の13連勝でトロフィーを獲得した22年前に主力だったサイドアタッカーでした。フレディ・リュングベリは、最終節の直前までの7試合で6ゴールを叩き込んでいます。

今季のトロサールは、37節までの7試合で5ゴール。彼がいなければ、アーセナルは1年前とさほど変わらない戦績でシーズンを終えていたでしょう。アストン・ヴィラに敗れてからは5戦4発。激痛の敗戦でナーバスだったウルヴス戦では先制ゴールを決めており、チェルシーとのロンドンダービーでも、5-0圧勝の呼び水となる最初の1発を4分という早い時間にゲットしました。

ボーンマス戦は、1-0だった70分の追加点。アウェイチームが反撃に出ていた時間帯の一撃は、守備陣を落ち着かせる貴重なゴールでした。マンチェスター・ユナイテッド戦の決勝ゴールは、ワン=ビサカの裏からニアに走り込むタイミングがパーフェクト。CLのポルト戦でも、ファーストレグのビハインドを消し去る値千金のゴールを決めています。

さて、ここからが「テレグラフ」のレポートの本題です。「最終節の手前までの確変」という2人の共通項を発見した記者は、チーム内の立ち位置も似ているといっています。「両者ともメインアタッカ―ではない。リュングベリはティエリ・アンリほど脅威ではなく、トロサールはブカヨ・サカほどDFに警戒されていない」。最大の驚きは、シーズンを通じたスタッツです。

2001-02シーズンのリュングベリは、公式戦39試合17ゴール、プレミアリーグ25戦12ゴール。2023-24シーズンのトロサールは、公式戦45試合17ゴール、プレミアリーグ33戦12ゴール!

さらにもうひとつ、背筋がゾクゾクする事実を紹介しましょう。2001-02シーズンのアーセナルは、ラストマッチの直前にオールド・トラフォードのマンチェスター・ユナイテッド戦を0-1で制し、最後の4-3の勝利はホームでエヴァートンです。ここまで揃うと、グーナーは盛り上がるでしょう。22年前はリーグ制覇、ならば今季も…!

以上、熱狂の渦に巻き込まれているグーナーのテンションを爆上げするエピソードを紹介しました。居酒屋で使いたくなるネタを拾ったサム・ディーン記者と、ガナーズを最終節の決着に誘ったストライカーに、心から拍手を送りたいと思います。ブライトンに支払った総額2600万ポンドは、激安でしたね!


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