イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Chelsea×Tottenham】圧巻ツィエク!中盤とサイドを制したチェルシーが無敗のコンテをストップ!

チェルシーは23試合で44ポイント、トッテナムは19試合で36ポイント。プレミアリーグ23節のロンドンダービーは、ブルーズが勝てばスパーズが7位に転落し、スパーズが勝てばブルーズがセカンドグループに呑み込まれるエキサイティングなシックスポインターです。

GK、WB、CBだけで4人を欠いたトゥヘル監督は、この顔ぶれが現在のベストメンバーでしょう。GKケパ、DFアスピリクエタ、リュディガー、チアゴ・シウヴァ、サール。2センターはジョルジーニョとコヴァチッチ。ツィエク、メイソン・マウント、ハドソン=オドイの前にルカクという4-2-3-1です。

対するコンテ監督は、ハリー・ケイン、ベルフワイン、セセニョンという思い切った3トップ。ソン・フンミンは負傷欠場で、ルーカス・モウラは後半に投入する切り札です。3-4-3の中央は、ドハーティー、ホイビュルク、ハリー・ウィンクス、ベン・デイヴィス、ロリスの前にタンガンガ、エリック・ダイアー、ダヴィンソン・サンチェスという布陣です。

キックオフから右サイドを制したメイソン・マウントがクロスを入れると、フリーだったルカクは右足のボレーを浮かしてしまいました。4分には、右のツィエクがファーに素晴らしいクロスを入れ、ハドソン=オドイのヘッドがニアポストの脇を抜けていきます。9分のCKで競り勝ったチアゴ・シウヴァのヘッドは、枠の上。スパーズは、耐えるシーンが続いています。

12分に右からカットインしたツィエクのシュートは、ロリスがセーブ。14分、ドリブルで中央に上がったハリー・ウィンクスが左足を振り抜くと、ケパが左に反応してキャッチしました。サイドを執拗に攻めるチェルシーに対して、スパーズ守備陣はクロスのコースを遮断しています。32分、ツィエクとの連携で右サイドを攻めたメイソン・マウントが絶妙なクロスをフィード。2度めのチャンスも、ルカクはボレーを空振りしてしまいました。

33分にハドソン=オドイが左から入れた速いクロスは、惜しくもルカクに合わず。39分、自陣からリュディガーが右に攻め上がったカウンターは、グラウンダーに反応したルカクがスライディングシュートを打ち上げてしまいました。直後、左からのクロスをワントラップで押し込んだハリー・ケインは、チアゴ・シウヴァへのプッシングを取られました。

44分、コヴァチッチのロングフィードをボックス左手前で受けたルカクのシュートは、エリック・ダイアーがブロック。スパーズはタンガンガとベン・デイヴィスがサイドをケアする4-4-1-1にスイッチして、チェルシーのアタックを封じました。前半は0-0、シュート数は7対2、オンターゲットは1対1。リュディガーとチアゴ・シウヴァに消されているハリー・ケインには、ルーカス・モウラのサポートが必要でしょう。

後半開始直後の47分、左から仕掛けたハドソン=オドイのサイドチェンジをトラップしたのはツィエク。左足で放ったミドルにロリスは腕を伸ばせず、ボールは左のサイドネットに突き刺さりました。プレミアリーグ2試合連発となるスーパーショットを決めたレフティは、40分にもメイソン・マウントのシュートのリバウンドを拾い、強烈なミドルを放ちます。今度はロリスが右にダイブしてセーブ。1-0としたチェルシーは、猛攻を続けています

53分、左サイドのハドソン=オドイがニアのメイソン・マウントに預けると、強烈なシュートはクロスバーをかすめてアウト。55分にメイソン・マウントが左から蹴ったFKは、チアゴ・シウヴァの頭にぴったりでした。ボールは右のサイドネットに届き、2-0。コンテ監督はセセニョンとタンガンガを下げ、オリヴァー・スキップとルーカス・モウラを投入しました。

58分、左サイドで2人かわしたハリー・ケインがクロスを上げると、クリアの落下点にいたオリヴァー・スキップが中央に送り、ベルフワインがボレー。決定的なシーンでしたが、ケパが素晴らしい反応を見せてキャッチし、2点のリードをキープしました。65分のツィエクのミドルは、ロリスが正面でキャッチ。右足のキックは、ゴールの期待値が格段に下がります。

67分、自陣右のツィエクがロングフィードを逆サイドへ。ハドソン=オドイに通る寸前で、飛び出したロリスが頭に当てました。69分、コヴァチッチの斜めのパスを受けたルカクは、背負っていたダヴィンソン・サンチェスを振り切り左足でシュート。強さは充分でしたがコースが甘く、ロリスが冷静にセーブしました。73分、ジョルジーニョが下がってカンテ。昨シーズンの欧州王者が、勝利に近づいています。

77分にツィエクがボックス右に縦パスを転がし、メイソン・マウントが抜け出すと、飛び出したロリスがシュートを胸でブロック。86分のCKを叩いたハリー・ケインのヘッドは、左に反応したケパがビッグセーブ。ハドソン=オドイをマルコス・アロンソに代え、いつもの3-4-2-1に戻ったチームは、5分の追加タイムをうまく遣って逃げ切りました。

ツィエク、メイソン・マウント、ハドソン=オドイのチャンスメイクが目を引いた一戦。チェルシーの決め手はスーパーショットとセットピースでしたが、両者の最大の差は最終ラインの経験値だったように感じられました。ブルーズがハリー・ケインにCKからのヘッドしか許さなかったのに対して、スパーズはルカクと2列めをフリーにしすぎました。

メディアの見出しになるのはツィエクとチアゴ・シウヴァですが、その脇にリュディガーやアスピリクエタの名前もそっと添えたいクリーンシートの快勝劇。中盤とサイドを支配され、就任以来の無敗記録を止められたコンテ監督は、この結果に納得しているのではないでしょうか。先んじて戦術を浸透させたチームが、発展途上のチームを制圧したゲームだったのだと思います。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す