武術は究極の対立構造である。



普通そう思うかもしれない。




自分を倒しにくる人間から身を守るという構造。




これを対立と言わずなんと言うか。




ただ武術の面白い所はこんな状況にも関わらず相手と対立しない事だ。

いやっ、こんな状況だからこそ対立してはいけないとも言えるかもしれない。




塩田剛三先生は、合気道で最強の技は何かと問われ、



「自分を殺しに来る人間と仲良くなる事だ!」



と、答えたようで。




この“仲良く“というのは相手と対立しない調和や同調が取れた状態とも言えるかもしれない。




今回の練習会では少しずつではあるが“同調“へのヒントを掴みかけてきた様に感じた。



その入り口である、相手と向き合う事。



浜松ゆる武術deマインドフルdojoで大切にしている「観る・聴く・伝える」事に取り組む集中力が高まってきて。



結果としてスムーズに技がかかる事が多くなってきた様に思う。



そして私を含めてみんなが感じる事は、



「ああ、自分は目の前の人の話を何も聞けてなかったんだな😅」



って。



武術は究極のコミュニケーショントレーニングである!




だって自分を倒しにくる人間と仲良く(同調)しなきゃいけないから。




とても難しく険しい習得の道のり。




でもそんな武術がいま最高に楽しいと感じる。

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