カテゴリ:霊魂論
「神秘学概論」概説
6 人間の本質1~10 4:自我(Ego Functions) 物質体は鉱物界と共有しています。エーテル体は植物界と共有しています。アストラル体は動物界と共有しています。動物は見る、聞く、味わうことが出来ます。動物たちは非常に強く感覚の世界に生きています。 人間には此れ等以外にもう一つ特別なものを持っています。動物たちには気付くことができない意識です。これを自我といいます。動物たちもコミュニケーション(communication)をとることはできますが、人間のように言語に意味をもたせた言葉(*哺乳綱クジラ目に属する動物、シャチやイルカを代表とされる鯨類が、歌う若しくは語るとされる向きも無きにしも非ずですが、此れは決して言葉に意味をもたせた言語ではなく、動物全般の音韻の表現全般です。人間の悲鳴や歓喜等々に発声される、擬音若しくは叫びに相当するに過ぎないと思われます。決して己の音声を人間のように言語に意味をもたせた言葉としては認識しているとは思えませんが、異論があることも事実です。)を発達させることはできませんでした。人間は肉体的には手を持っています。人間は直立した姿勢を持つことが出来得、手が自由に使えるようになりました。自由に物が掴めるようになったために、多くのの道具を創ることができました。現在のような人間の在り方ができるのは、自我があるからなのです。 アストラル体だけだったら物事を忘れ続けます。自我が過去をもたらして人間に現在を与えます。一般的に人は自分の誕生日を覚えています。然し乍ら、動物は自分がいつ生まれたのか記憶してはいません。時間の感覚がないからでしょう。過去を思い起こすのは人間だけのものなのです。人間は願いを持ったり理想を持ったり未来のへのビジョンを持つことができます。動物は今を生きていますが、人間はある目標を目指して何年も努力することができ得ます。そのような願いは自我(空間・時間的に変化する経験を自分の意識内で統一し、それらを自分の経験として受けとりえる主体的な存在)から来ているのです。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年12月03日 06時10分06秒
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