Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

最近わかってきた事

2022-05-20 03:41:33 | Piper Cherokee 140
自家用操縦士免許を取得して数ヶ月が過ぎました。



零戦もハンガーにお引越し。自宅で使われていないテーブルと椅子を持ち込みましたので飛べない日は愛機達を愛でながらビールでも傾けようと目論んでます。



さて、自家用機を所有しようと考えたのは元はと言えば最近のエアラインのあまりに横暴なサービスに辟易してたせいで、飛行機を手に入れればいつでも好きな時にどこまでも飛んでいけるぜ〜

そう思っておりました。



世の中そんなに甘くはない。。。。大型のジェット機ならともかく小型機は風に弱い!


ラジコンやってたんだろ!そんなことも分かんなかったのか!反省しろ!!そう聞こえてくる。


この数ヶ月、飛べる日はだいたい飛んできましたが回数的には今年に入って22回。平均して1週間に1回ってとこ。でもこれって2日続けて飛べる日など稀で、妻の実家のあるカンザス州まで飛ぼうとするとよっぽどお天気を注意深く観察しないと2日以上かかってしまう。ってことはこの日が休みだから出発日は〜なんて決め方ができません。。。お天気次第なんです。

5月に入って30度を超える日も出てきましたがこれもまたエンジン出力を下げちまいます。専門家ではないのでうまく説明できませんが寒い日と暑い日とでは同じ地表にいても飛行機が感じる高度は違ってて暑い日は高度が高いと認識します。零戦も高高度ではエンジン出力が下がったとよく聞きますがあれと同じで、暑い日は離陸滑走してもいつもより長く滑走しないと離陸速度に達しません。今のように滑走路の短い空港では真夏の昼間は離陸に注意が必要です。早朝なら大丈夫だろうけど。

あとはなんだったかなー、あ、そう言えば短距離離陸設定も時と場合によっては効果が薄いことがあるみたいです。

パイロットの訓練プログラムには滑走路の短い空港での短距離離陸ってのがあってそれぞれの飛行機のマニュアルにその機に適した設定があります。私のチェロキ−140の場合フラップ25度でフルブレーキ&フルスロットル、一気に加速して対気速度65マイルで離陸、同じく74マイルで上昇って感じですがうちの空港ってちょっと坂になってるんです。一度上り坂で試して見たところ通常よりも全く登ってくれずなんとか木を飛び越えたって感じでヒヤッとした経験があります。同じ日に降りてもう一度通常の離陸を試したところ明らかに高度が稼げていました。上り坂ではフラップの抵抗の悪影響の方が揚力を増す利益よりも大きくなるようです。



あとこれもうちの空港ならではの話ですが下り坂に向かって着陸する場合よっぽど気をつけないと着陸後鯉が跳ねるようにジャンプしてしまい、最悪の場合脚を壊してしまいます。一度そうなった時慌ててフラップを格納して事なきを得ましたがあれもヒヤヒヤものでした。



上手くなってくれば色んな風の環境でも降ろせるようになってくるんでしょうが、そんなこんなでなかなか飛べない〜ってお話です。



同型機の離陸風景を自機から撮影







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