私が海外投資の面で頼りにしている何人かのキーマンの
1人から聞いた話です。


改めて言う迄もなく、日本もかつて
”大家族中心の生活” を送っていた時代があります。

しかし、第二次世界大戦後、経済成長をする過程で核家族
化が進み、更には単身者世帯が増えるようになってきました。

豊かになると、 ”個” が意識されるのは世界的にも見て
とれる傾向なのだそうです。


一方で、日本の経済が停滞し、相対的に過去と比べて生活
水準を下げなくてはいけないようになると、人はどういう
選択肢を取るのか・・・。

当然、それに見合った生活をせざるを得なくなります。

端的に言うと・・・

ハレの機会と消費が減る
車を捨てバイクにバイクを捨て自転車に乗る

そして・・・
両親と同居するようになる

というのが、その方の見解でした。


つまり、今後日本経済が劇的に改善することがなければ、
単身者世帯→核家族→大家族といった具合に、これまでと
逆の流れが起こるようになるというのです。

二世帯住宅がその代表になります。

最近増えている、シェアハウスなども、景気低迷による
”回帰” の流れのひとつなのかもしれませんね。



親との同居と言うと、かつては嫁姑の骨肉の争い・・・と
言ったものを想像していましたが、最近は、お互いが適度な
距離を保ちながらサポートできる距離にいることが、
当然の前提になっているようにも思えます。

家計も別、食事も別、お風呂も別。でも近くにいるから、
頼れる時に頼れる関係。


だからこそ、二世帯住宅に関する調査を行うと、
半数以上が「あり」と回答 するのだそうです。
※マイナビニュース調べ

どちらの親でもOK・・・22.8%
自分の親ならOK・・・28.4%

かつて、同居がイヤだから長男を敬遠するという風潮があり
ましたが、隔世の感がありますね。

もちろん、NOと答える人達も46.0%いることから考えると、
ちょうど過渡期なのかも知れませんね。




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