こころの薬その1 | ByeBye!パニック障害ウェブログ

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パニック障害克服者 夏山空海のブログ

こんにちは。

まだ6月だというのに、すっかり夏ですね。

体調の方はいかがですか?

無理がいちばん良くないと思いますのでご自愛くださいね。



今回は私がパニック障害及びうつを克服してから自分に対し処方した薬のお話です。

といってもここでいう薬というのは病院で処方された頓服などではない、克服した今の自分にとって必要なことはなんだろうと考えて、効果があった薬の話です。

以前にもお話したのですが、実際に断薬で来てから、パニック発作のきざしがまったくなかったわけではなく、度々「本当に治ったのか?」といった不安がしばらくは続いたのが正直なところでした。

それでも以前のような発作に苛まれることはなく、事なきを得たのですが、元々のマイナス思考などが改善されるのには少し時間がかかったんですね。


たとえば知人と話をした時、負のオーラを帯びた内容になんどか引き込まれそうになり、ちょっとした不安感に襲われたことが度々あったのは事実。

今ならば全然大丈夫なのですが、その時はまだ「病み上がり」ということもあり、ことあるごとにその負のオーラに飲み込まれてしまいそうになりました。


「こういう場合どうしたらいいんだろう...」


また元の自分に戻りそうでとても怖かったんですね。


正直なところ、とても辛い時期に負のオーラをまとった言葉を聞く事は避けた方がいいと思います。

その言葉を発した人にはそれほどでなくとも、精神的に疲れている状態でその言葉を聞くのは、そこから更に連鎖して悪い方へ考えてしまうからです。

私のブログなどでも度々辛い時期の話を書いたりしますが、「今日は無理かも?」と思ったらすぐに閉じていただきたいなって思います。

なるべく避けていきたいんですけどね^^;


で、まず最初に考えたのは、その負のオーラをまとった言葉を発した人には全然悪気がないってことでした。

自分にとって不快な言葉を発した人っていうのは、そのまま嫌いな人と認識してしまうんですけど、そうじゃないんです。

直接言葉で虐められたならば違いますが、そこまで人を不快にさせようとしているわけではない。

「共感してほしい、私の辛さを解ってほしい」っていうアピールなんですよね。

実際こちら側としては「あなたより私の今の方が辛いんだよ!かんべんしてくれ!」

ってなっちゃいますが、これってよく考えたらその人と繋がってるということになりませんか?

内容によるかもしれませんが、ある意味心を許してくれている。

信頼してくれているんじゃないかと思うんです。


だから、そういう人を許してあげようって思ったんですね。


もう、とにかく許す。


そう考えると、相手も自分の事を許してくれているって感じる事ができるんです。


それってとても尊い事なんですよね。


で、結局のところ「お互い様だね」ってなるんです。


気持ちが落ち着く瞬間です。


この、気持ちが落ち着く瞬間。


これこそが良薬だったんです。


最初は「不条理だ、自分ばっかり損をしている!」などと考えがちなのですが、ちょっと考えてみてください。

自分が産まれてから貰った恩のほうが多くありませんか?

どのような境遇であれ、おとうさんとお母さんがいて、誕生するにも多くの人の力が必要です。

その後、ここまで育つまでもさらに多くの方のお世話になったはず。

だから全然損なんてしてないんですよね。

むしろしてもらったことが多過ぎて、一生で返せるかどうかじゃないですか?

してもらった人に直接返さなくてもいいんですよ。

今欲してる人に少しづつでも返せれば大丈夫。

で、結果的にそれが自分自身にとっての幸せとなるんです。


以前にもお話ししましたが、私は無宗教です。


でも、仏教、キリスト教などのお話、神道などのお話はきらいではありません。

先人の知恵という意味でとても興味深いものはあると自覚しています。


というよりここでは精神論なので、どうしてもそういったお話のしかたになってしまうので、それだけはご理解ください。

仏教で言う因果応報という言葉なんかも身にしみて感じたりします。

結局私みたいな人間は身をもって体験しないと納得しないので、私がこの病気により思った事をここで派生するしかないと思ってます。


今回のお薬その1は、


「人を許す事により自分も許す事ができる」


でした。


ではまた!


夏山空海

素敵な日本紹介しています(^。^)



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