ここのところずっと、メディアを賑わしているのですが、私は岸田総理が閣議決定した国家安全保障戦略、国家防衛戦略などの安全保障関連3文書の件と、防衛予算の増額の件は、大いに評価します。一国民として感謝したいと思います。

 

 素晴らしいと思うのは、私の個人的感想としては政権発足時の頼りなさとは裏腹に、何の気なしに片づけてしまったところに結構驚いています。どちらも強行突破的に見えますが、計画的だったのでしょうか(笑)。

 

 しかし、増税論議など財源問題でもめている感じを醸し出していますが、これってかなり自民党的演出かなとも思ってしまいます。まあうがった見方ですが(笑)。

 

 最後は落ち着くところに落ち着いて、党一丸で頑張るのが自民党ですが、たぶん、そうなるのではないかと思います。

 

 「増税」も唐突だとか言われていますが、自民党の歴史の中で、増税をいとも簡単に行ったことなど一度もありませんでした。総理はある意味至極真っ当な話をしたのではと思える部分もあります。いきなり、いままでの防衛費の考え方を大きく転換させるのに財源どうするのよ?となれば、今の収入の枠組みでは無理があることは誰が見ても、誰が考えてもわかる話です。なので、ただ単に基本の「き」を述べたにすぎないと言えなくもないのだと思います。

 

 ただし、受け止める側は、「総理」の発言ですから、それぞれの解釈となり、それが議論を呼ぶことになったのですが、私はそれが目的の発言と解釈をします。

 

 財源問題は、もめにもめても良いですから、うまく決着させて欲しいものです。

 

 そして、その暁には、というか、財源問題前にすでに予算増額が図られ、その増額分というのは、そもそもが、市場に出回るものなのですから、景気に少なからず刺激を与えるものになるのではないかと思っています。経済ってグルグル、グルグル回っていくものですから、防衛産業なのか、防衛インフラなのかどこに増額分が多くいくのかわかりませんが、それなりに市場に与える影響ってあるのではないかね。と、思っています。

 

 そして、もしもに備えることが出来るなんて、一石二鳥も三鳥も期待しちゃって良いのではと密かに期待しております。