【英語】オリエント急行の殺人【多読】 | おっさんのひみつ ~グンマーの英語学習~

おっさんのひみつ ~グンマーの英語学習~

33歳から英語学習を開始したおっさんのひみつに迫る、英語上達完全マップによる学習の記録、でした。
グンマー、群馬サファリパーク、ニチアサキッズタイムとなんでもあり、そう思っていた時期が私にもありました。
あーさんとぽっさんに捧ぐ。

コテコテの古典、アガサクリスティに初挑戦!
最初は単語とか文の構造とか苦戦するも、途中から止まらなくなった。
コナン君とか金田一少年のルーツも納得のすげえ作品。

274ページ、約57,000語。

●Murder on the Orient Express
評価:★★★


殺人事件のおきた寝台列車に乗り合わせた名探偵ポアロさん
→それぞれの乗客から供述を取る
→遺留品と状況証拠と突き合わせて推理
→全員の前でそれを披露!!

1934年ってまだ第二次大戦前も始まってない時代に
探偵漫画の基本構造が完成していたという衝撃。
しかも、「犯人はこの中にいる」とか「真実はいつもひとつ」
みたいなキメ台詞の元ネタまでちゃんと含まれている。

登場人物が多いので関係性を把握するのが大変だけど、複雑でもない。
キモは殺人の目的とプロットで、最後の真犯人の供述にもっていくまで
容疑者の証言や探偵チームの推理描写で話を回すので展開は単調。
でも真相を知りたくてページをめくる手が止まらない。

探偵の友人のメタ発言も最高なのだが、展開は非現実的。
感情移入するというよりはマジックショーを鑑賞しているような気分。
人情オチも含めて最高のエンターテインメントでした。

萌え大賞は該当者なし。
次は「そして誰もいなくなった」、楽しみ!!
 

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