苦手意識・不安緊張の克服①の続きで、今回は解決法を探ります。
勘のいい人なら既に気づいていると思います。
また既に実践している、という人もいるかもしれません。
「不安や緊張を受け入れる」ということです。
トップスポーツマンは緊張していない訳ではありません。
「緊張を受けいている」 または 「緊張を楽しんでいる」
からこそ高いパフォーマンスを出せるそうです。
緊張や不安は心のシグナルです。
それを受け入れると役目が終わるので静まっていきます。
逆に抵抗しようとするとさらに強いシグナルを出す、という仕組みです。
「緊張している。でも緊張するのが当たり前」
「ミスするかもしれない。でも実力通り。みんなにフォローしてもらおう。」
などと緊張や不安を受け入れる(ちょっと例えが悪いかもしれませんが)。
また皮肉過程理論では
「緊張するな」 ⇒ 「緊張する」
「失敗するな」 ⇒ 「失敗する」
となります。そこで
「もっと緊張してやる!」、「失敗してやる!」
など、逆のことを強く思ってその不安を取り除く、逆説志向というアプローチがあります。
緊張するぞ!と思って緊張する人はいませんよね。
また
「サーブ入れたい」 ⇒ 「サーブ入らない」
となりますので、もっと具体的に
「バックレフトをねらう」 ⇒ 「バックレフトに行かなかったけど入った」
になるんじゃないでしょうか。
先日も述べましたが、
バレーはフォローしあうスポーツ、
もっと言ってしまえばミスをカバーして3本以内に相手のコートにボールを返す。
それができないと点を取られ負けてしまうスポーツです。
メンバーの中にはミスをすると厳しいことを言う人もいます。
そうすると言われた人は緊張や不安を受け入れられなくなり、負のスパイラルに陥ってしまいます。
ミスした人にプレーでフォローするだけでなく、声掛けでもフォローして欲しいものです。
楽しいバレーボールをしたいですね。
サーブレシーブが苦手な私でした。
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