こんにちは
ブライダルナビ梅田店 西岡です
ご婚約指輪に、「プリンセスカットのダイヤモンドの婚約指輪が欲しい」とおっしゃる花嫁様がご来店されました。
婚約指輪の定番は、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドですが、この花嫁様はお母様から受け継がれる宝石の中に、ラウンドブリリアントカットやオーバルカットの宝石が使われたジュエリーがあるので『プリンセスカットのダイヤモンドでフルオーダーの婚約指輪』を作ることを決めたとのことでした。
花婿様からは、「好きなダイヤモンド選んだらいいよ」と言ってもらえたとっても愛されている花嫁様です。
実は、プリンセスカットのダイヤモンド選びはとーっても難しく、57(58)面体のラウンドブリリアントカットのように世界基準で定められた縦横の比率基準がなく、鑑定書ではカットの評価が出ないのが特徴です。
イメージでは、プリンセスカットは正方形というイメージですが長方形（縦長）でもプリンセスカットと呼ばれます。
ですので、フルオーダーの場合指輪のデザインイメージをハッキリしておかないとプリンセスカットのダイヤモンドのベストなプロポーションも分からないのでダイヤモンド選びが難しくなってしまいます。
では、改めまして『プリンセスカット』とは？
どのような形のダイヤモンドなのでしょうか？
『プリンセスカット』は、1960年年代に考案された比較的新しい宝石のカットデザインです。
正方形・長方形に整えられたプロポーションにモザイクのような細かなきらめきが、モダンでシャープな印象でありながら気高く気品を感じさせます。
ジュエリーに仕立てたとき、ダイヤモンドの平らな上面（ファセット）が最も大きいので、ダイヤモンドのキラキラした輝きの広がりを感じることができ、これが『プリンセスカット』の魅力であり特徴です。
写真のように、同じ位のグレードのラウンドブリリアントカット（0.718ct）とプリンセスカット（0.807ct)を並べてみました。
どちらも、ステキです。
ダイヤモンドは、最も人気があり有名なカットは『ラウンドブリリアントカット（円形）』ですが、原石からダイヤモンドを切り出す際は、その原石の特徴を最大限に生かせるようカットするので『ラウンドブリリアントカット（円形）』以外にもさまざまなカタチのダイヤモンドが生まれます。
プリンセスカット以外にも、
オーバル 楕円形にカット（57~58面体）
エメラルド 長方形にカットされたもの（カット数は50面体）
ハート ハート型にカット（カット数65面体）
マーキス 水蕾型・舟型にカット（18or58面体）
クッション 角のない四角形にカット
ラディアント 正方形の四隅をカットした８角形
アッシャー 正方形の四隅をカットした８角形
ペアシェイプ 洋ナシ型
など、様々な形があり総称して『ファンシーカット』と呼んでいます。
だれもが知るラウンドブリリアントカットは、品質などを評価する基準として４Cがありますが、ファンシーカットはラウンドブリリアントカットとは別の評価基準でその価値が決められます。
先に書きましたが、『ファンシーカット』のカットの評価は出ないので鑑定機関が発行する鑑定書はカット評価の欄が「ー」と記載されている鑑定書となります。
ブライダルナビよりお渡しする鑑定書も、日本トップの信頼性のある中央宝石研究所発行のものですがこちらもカットの評価の欄は「ー」となっています。
『ファンシーカット』は、ラウンドブリリアントカットより価値が低いように思わるかもしれませんが、『ファンシーカット』のダイヤモンドには鑑定書に表されるもの以外の個性ある形・輝きがラウンドブリリアントカットにはない魅力でその個性に魅了される方はたくさんおられるのです。
ブログをご覧の皆様、
最後までお読みいただきありがとうございました
次回をお楽しみに
ブライダルナビ梅田店 西岡 白
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