今年の啓蟄は、三月六日です。
「啓蟄」は、二十四節気の一つ。
「啓」は「開く」、
「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」という意味で、
「啓蟄」は「虫が冬眠から目覚め活動を始める」時期です。

実際に虫が活動を始めるのは、もう少し暖かくなってからでしょうか。
虫が冬眠から目覚めて動き出すと、それを餌とする小動物たちも
冬眠から目を覚まして活動を始める…
いよいよ春。「啓蟄」は春の季語でもあります。

今年は、3月に入って、朝晩は冷えるものの日中は気温が上がり、
一足はやく春の訪れを感じさせる暖かな日差しです。

先日、桜の開花予想を聞きましたが、
例年よりも少しはやいとか。
地球温暖化の影響もあってか、年々はやくなっていく
桜の花。
近年、京都市内でも四月を待たずに満開になっていますが、
今年はどうなることやら…?

そして、春の気配とともに、
スギ花粉も飛散し始めたよう。

2023年は、過去十年で最多の飛散量になるとも聞きます。
これから関西ではピークを迎えますが、今年は長引く可能性も大。
症状の酷い方は、少しでも過ごしやすくなるよう
早めに薬を飲んだり、外出時にできるだけ花粉と接触しないように、
家に花粉を入れないように、等等、対策を講じてご注意ください。

いまや、スギ花粉もいわば早春の風物詩となっています。
花粉症の人にとっては、春の一時は、苦難の時期、
春の到来は、いいことだけではないのです。

が、春野菜の便りは大いに楽しみですね!
きょうは、これからが旬の食材の一つ、
新じゃがを使った一品を紹介いたします。

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新じゃがの味をシンプルに味わうガレットです。
ガレットと呼ぶほか、ハッシュドポテト、あるいは
ロスティという呼び方もあります。

細切にしたじゃが芋を円形にまとめて焼いたもの。
外側はカリッと、中はもちっとした食感と
香ばしい風味が魅力の一品です。

新じゃがは皮がやわらかいので、皮まま使います。
一般的には、じゃが芋だけなのですが、
きょうは、ブロッコリーを合わせてみました。
ブロッコリーの淡いグリーンが混ざって、
ちょっと春らしさを感じる一品。

チーズをのせて焼いてもいいのですが、
じゃが芋とブロッコリーのシンプルな味わいを楽しみたくて、
塩・こしょうの味付けだけにしました。

お子様には、またお好みで、
ピザチーズをのせてとろ~りさせたり、
ケチャップをかけて頂いても美味しいです。

たっぷりめに使ったエキストラバージンごま油が、
生地の外側をカリッと香ばしい食感にしてくれ、
また素材の美味しさを引き出してくれます。
おやつやブランチにもピッタリ、是非作って見てください。

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新じゃがとブロッコリーの胡麻ガレット
【材料】(1枚分<直径20cmくらい>)
新じゃが 2コ(150~200g)
ブロッコリー 1/4房
片栗粉 小さじ2
塩・こしょう 各少々
白炒りごま 小さじ1
エキストラバージンごま油 大さじ1.5

【作り方】
1.新じゃがは芽を取り除き、皮をよく洗い、
 皮まま(スライサーで)細切りにする。(茎は薄目に)
2.ブロッコリーはザクザクと切る。1と合わせてボウルに入れ、
 片栗粉、塩・こしょう、ごまを加えて混ぜる。
3.フライパンにエキストラバージンごま油大さじ1を入れ
 中火で熱し、2を丸く広げ押し付けるようにして焼く。
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4.焼き色がついたら、返して、残りの油を回し入れて焼き、
 こんがり焼き色がつくと、お皿にのせる。

※ ブロッコリーは、細かく切ると全体になじみやすいし、
 やや大きめに切ると、存在感がある。お好みでどうぞ。

※ お好みで、ポン酢やマヨネーズ、ケチャップを添えても、
 美味しいです。




【今回使用したのはコチラ】

エキストラバージンごま油






 
いり白
炒りごま(白)








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