世界各国が冷静に過去を振り返ることが出来るようになって、、、 | 日本は世界を平和にします

日本は世界を平和にします

オーストラリアに移住してから日本がとんでもなくいい国だと言うことに気が付きました。
世界を平和にするのは日本ですよ、間違いない。
でもそのためにはまず日本が元気にならなくっちゃね。
ダーウィンから応援しています。

世界各国が冷静に過去を振り返ることが出来るようになって、過去の日本に対する認識も少しずつ変わって来ているのをここオーストラリアで感じます。

ロシア、中国、北朝鮮が危険視されるようになり、またエリザベス女王の死去により植民地支配された国々が声を上げ始めた今だからでしょうか、さらっと「ずっと昔から、日本は北からの共産主義、西からは植民地支配に抵抗していた」と伝えると、かなり驚いた様子で納得する人が多い。流れが変わってきた感じがしますね。

 

 

説明している相手はもちろん外国人。私が住むダーウィンには多くの国から移民難民が集まっているので、世界各国出身の友人がいるのです。特に有色人種が多いので(赤道に近い土地柄暑いので、どうしても暑さに強い有色人種の方が住みやすい)特にこの手の話題には多くの人たちが耳を傾けてくれるように思います。

 

私の話しの持って生き方をちょっとご紹介。

 

戦争の話は誰にとってもあまり面白い話題ではありませんよね。しかし、例えば慰安婦問題や南京大虐殺についての日本の見解なんて聞きたくもない人たちだって、今の世界情勢に不安があるからでしょう、【昔はどうして世界大戦になったのかを理解するヒントになりそうな話】には興味を持ってくれます。

 

話のきっかけは現代の世界情勢から。まずは日本の不運さ、つまり「ロシアと北朝鮮と中国と韓国に囲まれていて、月一くらいの勢いでミサイルが上空を飛んでいる!」という悲惨な状況を訴えます。それから「日本は今も昔も大変なんですよ~、昔は北から共産主義、西から植民地、、、」とつなげるのが良いのではと。

 

そして最近周りでIntergenerational Tauma (世代間トラウマ)という言葉を耳にするようになったのですが、これも追い風となっています。

 

植民地支配を受けた国々の人たちが過去に祖先が受けた虐待の歴史を自分たちが引き継いでいることに気が付き始めたのが原因の模様。回復するにはもちろん原因を突き止め、情報共有が必須ですが、もちろん植民地支配を行った国々は自国の負の歴史に直面したくないので、日本をスケープゴートに使っている、という事を理解する人たちが増えてきているように思えます。「軍国主義化して全世界を植民地支配しようとした」のは日本ではなかったのは歴史が証明しています。

治療をするのに原因の診断が間違っていたら治るものも治らない、インタージェネレーショナルトラウマをもたらしたのは誰なのかを明らかにする時ですね。

 

かといって、かつての宗主国たちを今さら締め上げても誰も救われない。インタージェネレーショナルトラウマからの救済の為に、皆が真実に向き合えるようになることが現在も被害を受けている人たちへの救済になるのだろうと思います。

 

私が住むオーストラリアでもかつて酷い虐殺が行われ、今でも先住民アボリジニの人々たちは苦しんでいます。しかしオーストラリア政府は罪を認め、謝罪し、彼らの生活を取り戻そうと懸命です。(うまくは行っていません、それだけ傷が深いのですが、しかし努力はしているのは間違いない)

 

そして現代のオーストラリア人たちにその罪はありません。右派の方々に多いのですが、現代のオーストラリアを口汚く罵る人が居ますがやめませんか?過去の事で現代の人間に責任を負わせようとする近隣諸国に対してうんざりしている人たちが同じことを他国にしていることに気が付いてほしいものです。

 

私はひいき目もあるのでしょうが、オーストラリアがきちんと過去に向き合っている事を高く評価しています。学校でも先住民族の悲惨な歴史を必ず教えますし、色々な政策も打ち出しています。同じような歴史を抱えるアメリカやカナダよりはきちんと対応しているのではと。

 

一番感心するのは、未だかつて「アメリカは過去から目を背けている!」とか「カナダも酷いことをしたし~」とか他国を責めるのを聞いたことがない事。アメリカでは今でも先住民族の女性が多数行方不明になったり、カナダの教会では集団虐殺の跡が見つかったりしているのに、オーストラリアは「他所の国もこんな酷いことを」なんて言うような反応は無し、淡々と自分たちの歴史に向き合っています。

 

オーストラリアの事を差別国家だと責め立てる人たちは、その勢いでよその国もやったらいいのではと思いますよ、本当に不公平。オーストラリア人がそれを言うと、責任逃れをするな!とまた燃え上がるだけなので、私のような立場の人間が声を上げていこうと改めて思いました。

 

さて、現代のオーストラリアは過去の過ちを修復しようと並々ならぬ努力をしているのですが、しかし残念ながら現状は酷い。問題は解決されず。これは白人と先住民の人たちの文化があまりに違い過ぎて、何が助けになるのか分からないのも要因の一つでy層。それから前述の「インタージェネレーショナルトラウマ」問題、DNAに刻まれた恐怖感により信頼関係を結ぶのが難しいのだろうと思います。

 

だからこそ日本人などの、他国の人たちが間に入るべきだと思っております。特に日本人はアボリジニの人たちと文化や性格など似ているところが多く、また我々の祖先は鎖国後に一気に西洋社会に適応すると言う経験をしていますので、仲介役には最適←というのが私の持論なのです。

 

 

出来れば多くの日本人にノーザンテリトリーを訪れてもらいたいと思います。ここにはアボリジニの人たちが沢山住んでいますので(人口の三割を占めています)ので、彼らの陽気な気質や、彼らの抱えている問題(貧困問題、アルコールなど)を感じることが出来ると思います。

 

しかしもちろんその様な硬い目的でなくても、観光に来てくれるのも大歓迎。ノーザンテリトリーは自然豊かですし、州都のダーウィンは多文化共生の、南国情緒あふれる街ですよ。気軽に遊びに来てくださいね~お待ちしています!

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ オーストラリア情報へ

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 潜在意識へ
にほんブログ村