8月9日（火）ロッテ15回戦（千葉）、3-0で勝ち。対戦成績10勝5敗。石川は強風を味方にして変化球を自在に操った。3安打無四球で8回ゼロ封、開幕投手はこれくらいの投球で褒めるわけにはいかない。ここから5連勝くらいはしないと駄目。
まさに危険物の足だった。5回1死。一度セフティバントを試みて失敗した後の2球目。バットの向きは3塁だったがインパクトの瞬間、一塁方向に変えた。慌てて帰塁した1塁手井上は、間に合わないと見て摺り足でベースに接触した。微妙なタイミングだったが、おそらく「きちんと踏んでいない」と判断されたのだろう。
そのあと今宮との間で3球目にヒットエンドラン。センター前に転がる打球にぶつかりそうになった周東は、2塁を回ったところで右翼手マーティンが後逸しないようスライディングして捕球したのを見逃さず、一気に本塁突入した。この男が塁に出ると、作戦の幅が広がる。恐るべき韋駄天である。
しかし、3点目を入れた後から、再三の追加点機を逃したのはいただけない。特に6番以降の下位打線は、あまりにも打力不足。黒瀬はお試し期間終了で降格決定。首位を伺うこの時期に我慢して使うレベルに達していない。
明日の佐々木を攻略できれば、課題の先発2枚にメドが立ってくる。それでようやく追撃体制である。
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