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武蔵野自然観察記

身の回りの自然(主に昆虫)を写真とともに紹介できたらと思っています。

今シーズン一度空振りになった、オオヤマトンボの飛翔撮影。
前回はなぜか陸地から離れたところを巡回しており、途中であきらめました。

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広い池の淵に沿って3頭ほどが飛んでいました。

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逆風で飛行中の時はスピードが落ちてねらい目。
この日はファインダーに捕らえることは比較的できるのですが、AF-Cの動きがなぜかイマイチ。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VRで撮ったのですが、SIGMAの100-400mmの方がAFで追えるような・・。
次回は設定を変えてみようかな。

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時おりこのように複数個体がスクランブル。
最大で3頭が絡むことがありましたが、撮れませんでした。
若干トリミングあり。

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オオヤマトンボを追っている最中、すぐそばでナミアゲハが吸水していました。
大きな夏型の♂です。
後ろの木片が邪魔です・・。

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きれいなウラギンシジミが吸水していました。
多分今年初撮影。冬も見ていない気がします。

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オオカマキリの幼虫でしょうか。
こちらも今年初見です。
そう言えば、この場所はミドリシジミが多いのですが、この日はまだ見ませんでした。
次回に期待です。

千葉県松戸市で撮影
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夏日を記録することも多くなり、大型のトンボも活動を始めています。
とりあえず晩春から初夏にかけて活動の最盛期を迎える、ヤンマ類を狙います。

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この時期と言えば、まずはクロスジギンヤンマですが、残念ながらこの日の観察では撮影出来ず。
それらしきヤンマが葦原にいましたが、遠くへ飛ばれてしまいました。
それならばと次はアオヤンマを探していると、足元から飛び立つアオヤンマを発見。
近付くと飛び立ち、しばらく飛ぶと草むらで静止を繰り返します。
羽化直後で、摂食活動やパトロールのように、長い時間飛べないのかもしれません。
しかし、草被りでなかなか思うように撮れず、一苦労。

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何とか全身が写る位置に立てましたが、それでも草被り。

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最後は草被りながらも、正面から撮れました。
羽化後間もないと思われる、きれいな♂でした。
この日の観察では、アオヤンマは複数個体が確認できましたが、♀は見つかりませんでした。

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イトトンボの多い池の周囲には多くのオオイトトンボが観察できました。
ゴールデンウィーク前には♂を確認していたので、既に成熟した個体が多くいます。
この個体は、やぶ蚊を捕食中。

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こちらはオオイトトンボの♀。
既に繁殖活動も始まっています。
その他、いくつかのクロイトトンボの仲間を観察できたので、しばらく追ってみます。
今年もムスジイトトンボを撮影したいところです。

全て葛飾区、水元公園で撮影
しばらくぶりの更新というのは置いておいて、先日今年初めてトンボを観察、撮影しました。

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羽化直後、ということで特徴が見分けづらく難しいところですが、アジアイトトンボかなと思います。
イトトンボの仲間を複数個体見かけましたが、全てアジアイトトンボと思われます。

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これから一ヵ月間くらいはアジアイトトンボが優勢ですが、アオモンイトトンボが出始めると、この辺りではアオモンイトトンボだらけになります。

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シオヤトンボも発生していました。

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羽化のピークはちょうど今頃でしょうか。
この時期は♂♀ともに似た体色をしています。

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チョウはとっくに活動を始めています。
シオヤトンボのすぐそばでシジミチョウが開翅しており、ヤマトシジミかと思いましたが、これはツバメシジミでした。

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モンシロチョウは既に2化の時期でしょうか。
ボロボロの個体と新鮮な個体が混ざって飛んでいました。

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越冬明けのルリタテハ。
カメラの深度合成機能で撮影しました。普通にこの角度から撮ったら複眼から翅の先までピントを合わすことは困難ですが、深度合成機能を使えば楽勝。
昨年あたりからこの機能を使いまくっていますが、ピントに自信がないときに保険的に使ったりしていまして・・・果たして良い使い方なのかよくわかりません(笑)。

全て千葉県松戸市で撮影
11月も最終週に入り、季節は冬に移りつつありますが、東京の公園ではまだ昆虫たちが細々と活動していました。

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日当たりの良い一角に、多くのシジミチョウがおり、ウラナミシジミかな?と思いましたが、ヤマトシジミでした。
交尾態も見られましたが、なぜか♂がボロボロの個体ばかりでした。

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生垣に新鮮なオオカマキリの卵嚢があり、よく見たところ、何と産卵中でした。
母体は枝葉で全く写らないので、卵嚢のアップです。

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アキアカネはまだまだ元気です。
繁殖活動は午前中、午後は日向ぼっこと摂食活動といったところです。

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そしてトンボが良くとまるような場所に何かいました。

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かなりボロボロですが、ハラビロカマキリの♀です。
腹部はへこんでおり、もう産卵はしないのかもしれませんが、動きはなかなか機敏でした。
この場所でトンボを待っているのでしょう。

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水場にはユリカモメやカルガモを中心に、冬鳥がたくさんいました。
先々週に比べて格段に数が増えています。
大砲レンズを構えたカメラマンが何人もいましたが、何か珍しい水鳥が入っているのでしょうか。
しばらく観察しましたが、わかりませんでした。

全て葛飾区、水元公園で撮影
かなり久しぶりになる、新機材の紹介です。
シグマから11月22日に発売になったばかりの、56mm F1.4 DC DN Contemporaryです。
中望遠の、Cライン(シグマは3つのラインを展開)の大口径レンズです。
ちなみに、今回紹介するのは、マイクロフォーサーズですが、他にはソニーEマウントがあります。

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フィルター径55mm、重量280グラムと、大口径レンズとしては、なかなかコンパクト。
MFTで中望遠と言えば、OLYMPUSに、75mm F1.7や45mm F1.2 Pro辺りがありますが、このレンズは焦点距離もF値もちょうど両者の中間。
それでいて、価格はかなり低めと、お買い得感いっぱいです(笑)。

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レンズを発売日にわざわざ手に入れたのは初めてですが、どうしても早く手に入れたかったとかではなく、単にあるポイントの有効期限が迫っていたため、早めに予約しただけです。

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OM-D E-M1 MarkII に装着した時のサイズ感はこんな感じです。

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PENシリーズや、パナソニックのGFシリーズ辺りに装着すると、ややフロントヘビーかもしれません。

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作例ですが、まずはネコ(クリスマスの衣装を着ている)から。
フルサイズ換算112mmという、やや中途半端な焦点距離ですが、やはり一番活躍できるのはポートレートでしょうか。
それ以外の使いどころは、と考えたとき、思いつくのは、屋内の子供やペットの撮影だと思います。
とにかくF1.4を生かして低感度、高速シャッターを使えます。

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全て基本的に開放絞りで撮っていますが、解像度は全く問題なし、というか素晴らしい。
よりシャープさを上げる意味で絞る必要性は感じません。
厳密にいえば、多少変わるとは思いますが、せっかくの最新設計の大口径、積極的に開放で使っていきましょう。

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ちなみにこのレンズの最短撮影距離は50センチで、最大撮影倍率はフルサイズ換算で0.27倍。
オリンパス、パナソニックのレンズはかなり寄れるレンズが多いなか、この数字はかなり平凡。
マクロレンズ的な使い方は期待しない方が良いです。

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瞳のシャープさと、アウトフォーカスに差し掛かる部分の毛並みのふさふさ感。
元々APS-CのソニーEマウント対応として設計されているので、口径食はさほど目立ちません。

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もっと黒目が大きい状態を撮りたかったのですが、なかなかうまくいきませんでした。
結構薄暗い場所にいるネコをチョイスしたのですが。

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次は公園での作例。
大きなボケを生かして花をふんわり、と息巻いて被写体を探しましたが、冬に差し掛かっているこの時期、花は無いですね。

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何とか見つけ出した、ツワブキの花。
背景は乱雑でしたが、大きなボケにより何とか見られるものになっています。
もう少し寄れますが、昆虫サイズの被写体はやや厳しいかもしれません。

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長時間、被写体になってもらったカラスです。
等倍で羽毛を確認しても、きっちり解像しています。

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最後は逆光で撮ってみました(フード有り)。
フレア、ゴーストは出なくはないですが、少な目で、逆光には強い方だと思います。

少し気になったのは、作例では目立っていませんが、開放絞り時の周辺減光。
特に大きいわけではなく、後処理でどうにでもなってしまうレベルですが、MFT機で発生しているということは、Eマウントで使用するともっと目立つのかなぁ、といらぬ心配をしてしまいました。

最後になりますが、このレンズには手振れ補正はありません。
最近のMFT機にはボディ内手振れ補正が搭載されている機種が多いですが、非搭載機種もあるので注意です。
また、実はこのレンズとGX8で動画も撮ったのですが、ひどい手振れで使い物になりませんでした。
GX8は手振れ補正搭載機ですが、なぜか機能しなかったので、調べてみたところ、このレンズではボディ内の電子手振れ補正が働かないことがわかり、がっかりしました。
サードパーティ製ということで、多機能なMFT機もいろいろ制限を受ける可能性があるので、気になる方は調べてから購入した方がよさそうです。

Tenodera

Author:Tenodera
埼玉県南東部在住のTenodera会社員です。
昆虫、カメラ好きで、休みになるとフィールドへ出向き、ファインダーをのぞいています。主に昆虫を撮影対象にしていますが、野鳥や風景写真も撮ります。
よろしくお願いいたします。

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