大晦日は、クイナ三昧(舞岡公園&いたち川) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

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雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

大晦日は、手軽に行ける舞岡公園へ。

(朝は大掃除をしないといけないので)

ちなみに2021年も最後の散策は舞岡公園でしたので

2年連続の〆(しめ)ということになります。

 

到着後すぐはあまり成果が挙がりませんでしたが

午後になると何度かクイナが撮影ポイントに現れ

そこそこ長時間滞在してくれたので

存分に撮影を楽しむことができました。

 

 

 

 

 

 

田んぼの縁のタコノアシ(左写真)は

さすがにもうほとんど枯れてしまっています。

場所によっては結構数が多かったのが興味深い。

 

右写真はソシンロウバイですが

さすがに大晦日時点ではまだ見頃とは言えず。

ただ、スパイシーな香りは既に健在でした。

 

 

 

 

 

 

実のなる木も潤沢にある舞岡公園。

ヒヨドリ(左写真)やメジロ(右写真)などは

よく食事シーンも観察できます。

 

 

 

 

 

 

冬の小鳥も、それなりの頻度で姿を見せてくれました。

お馴染みのアオジ(右写真)はもちろんのこと

アカハラ(左写真)も出てきてくれたのはありがたい。

 

 

 

 

 

カシラダカをクローズアップ。

メインの撮影ポイントではなく

やや外れた谷戸に集団で現れました。

 

 

 

 

 

クイナの出現ポイントへ。

この日は13時以降はずっとここに留まり

上記のクイナを含め鳥の出現を待ちました。

 

数十分待機すると、別の鳥の姿が。

どうやらヒクイナのようです。

 

 

 

 

 

警戒心が強いと言われるヒクイナですが

多くのバードウォッチャーが集う中、

この個体はあまり気にせず歩き回っていました。

距離も近く、誰でも撮影できるレベルです。

 

この日は曇りがちだったのですが

上の写真のみ一瞬陽が差し込み

より鮮やかな写りとなりました。

 

 

 

 

 

手前の枯れ草1本さえなければ

ほぼパーフェクトだったかもしれない写り。

無印のクイナよりも模様が少なく

シンプルなデザインとなっています。

 

 

 

 

 

可能な限りヒクイナをクローズアップ。

これまた歴代で一番の良い写りです。

私がこの鳥を最初に撮ったのは

5年前の水元公園ですが、カメラを新調したこともあり

写りに関しては雲泥の差となっています。

 

なお、今冬は舞岡公園以外でも

ヒクイナの撮影情報がちらほら出回っている模様。

飛来数が増えてきたのでしょうか?

だとすれば喜ばしいことです。

 

 

 

 

 

無印のクイナも、ヒクイナと入れ替わるようにして

何度かコンスタントに姿を見せてくれました。

もしかしたら、飛来している数も

1羽ずつではないのかもしれません。

 

 

 

 

 

一瞬だけ、クイナとヒクイナが同じ位置に

現れた瞬間があったのですが。

残念ながらヒクイナがそっぽを向いてしまったため

証拠写真だけとなってしまいました。(;^_^A

 

とは言え、ただでさえ撮影難易度の高い

クイナ&ヒクイナをこれだけ存分に撮れたので

2022年の締めくくりとしては万々歳でしょう。

題字の通りの「クイナ三昧」でした。

(ヤマシギが撮れなかったのだけはちと残念。来てはいるそうです)

 

 

 

 

 

でも、これでまだ終わりではありません↓

 

 

 

 

 

帰りは普段の通り、いたち川沿いを歩いて

大船方面へと向かいます。

(写真は、アオサギのいる風景です)

 

 

 

 

 

お馴染みのカワセミも出現しました。

夕方で日照が足りなかったのですが

距離は近かったので結構良い写りに。

 

 

 

 

 

そして、何といたち川にクイナまで出現。

もちろんここで撮ったのは初めてのことです。

他に誰もカメラマンがいなかったので

完全に独占状態で撮影させていただきました。

 

いたち川はコンクリ固めの人工護岸ですが

川の両サイドにヨシ原や人の下りられる足場があり

上陸して羽を休めることができます。

(カワセミが頻繁に撮れるのもそのため)

背の高いヨシ原であれば身を隠すこともできるので

基本的に憶病なクイナにとっても有り難い環境なのでしょう。

ただ、舞岡公園と違って土を掘れる場所は少ないので

ミミズなどを捕まえられるのかは少々怪しいかも?

 

 

 

 

 

いたち川で撮影したバン×2とオオバン

いずれもクイナの仲間ですが、本家(?)を撮った後だと

そのフォルムがよく似ていることがわかります。

 

 

 

 

 

日没寸前に撮ったイソヒヨドリ

この鳥が2022年最後に撮影した鳥となりました。

 

 

これで2022年分の散策記録は全部アップできました。

ようやく次回から2023年の報告に移行できます。

引き続き何卒よろしくお願いいたします。<(_ _)>

 

 

 

 

 

【12/31 舞岡公園&いたち川で撮影した生きもの】

鳥類・・・アオサギ、アオジ、アカハラ、イソシギ、イソヒヨドリ、ウグイス、エナガ、オオバン、カシラダカ、カルガモ、カワウ、カワセミ、キジバト、キセキレイ、クイナ、ゴイサギ、コゲラ、コサギ、シジュウカラ、ジョウビタキ、ダイサギ、ハクセキレイ、バン、ヒクイナ、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、ヤマガラ

その他・・・タイワンリス

 

 

 

★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は

 2023年2月19日(日)に開催いたします。

 行先は「浮間公園&戸田市内の水場」でございます。

 現在お申込を受付中です。ご興味のある方はこちらよりお申込ください。

 (講座の概要につきましてはこちらをご参照ください)

 

 

【小学校6年生までのお子さんのご参加につきまして】

小学校6年生までの方は、初回500円でご参加いただけます。

ただし、御父兄の同行をお願いいたします。