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今年は中間選挙の年で11月8日に、合衆国連邦議会下院の全435議席と上院の100議席中35議席が争われる。また36州と3地域で地方選挙の州知事選挙と州議会選挙が8月13日に実施される。

史上最多の得票数を獲得したバイデン民主党大統領の支持率は就任以降ほぼ一貫して低下し、中間選挙年の年初としては歴代大統領の中でも低くなっている。バイデン民主党政権不支が中間選挙の結果となりそうだ。

地方選挙は民主党が独占するハワイ州の結果は知れているが、注目されている州知事選は現民主党州知事のもとで副知事を務めているグリーンが当選することになるだろう。前副知事が突然辞職したために、急遽指名されて副知事になった医師でもある人物だ。

コロナ禍では医師の立場で2年間毎日のようにメディアに登場したため知名度は申し分ない。問題は今も医者として働いている人物が、ハワイ州のトップに立って政治的リーダーシップを発揮できるかだ。現知事のように民主党と利権関係のある組合などのポチ犬になるだけだから、リーダーシップも必要ないのかもしれない。

ハワイの選挙運動はテレビコマーシャルや郵便物によるものが多いが、今年は支持者である組織(組合など)が、相手候補者を徹底的に否定する、歪んだ事実に基づく戦術(ネガティブキャンペーン)が酷いほど目立つ。選挙をまじかに控え、連日の暗い醜いコマーシャルに目を細める。そこには謙虚さはなく、大きな利権しか見えない。

副知事候補のイカイカ・アンダーソンを支持する組織が大金を使って鉄道建設の問題を指摘するシルビア・ルーク副知事候補者に投票しないように醜いテレビコマーシャルを流している。また連邦議会議員に立候補しているパトリック・ブランコを支持する土建組合も大金を使って、鉄道建設の費用を問題視した対抗立候補者のジル・トクダを徹底的に否定するテレビコマーシャルを流している。

候補者を支持する組織と組織の闘いで候補者は黙認。当選すれば、当選者は支持組織のポチ犬となるだけだから簡単だ。現在日本では統一教会(韓国)と政治家との癒着が問題となっているが、どの国も変わらないようだ。ハワイで73万通の郵送投票用紙が各家庭に届けられると同時に始まった酷いキャンペーンがどうなるか。結果は来週末にはわかるだろう。


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