山田洋次監督の「キネマの神様」 | 横浜 コーディアル司法書士 所博之

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LECと伊藤塾を通じて司法書士講師業25年のキャリアを活かしたブログ

最近、弊所から自宅に帰る途中、ギャルの大群に囲まれて大変な時が続きました。

というのは雨が多かったため歩きでもあり、横浜アリーナのすぐ近くを経由して帰ったためで、ジャニーズのKing & Princeのコンサートのおかげ?で、大勢の女性ファンに囲まれて、ちょっとした錯覚をしました(笑)

 

冗談はさておき、このお盆休みは、コロナ禍で遠出もできず、「いのちの停車場」を読み、「キネマの神様」を観賞し、そしてNHKのテレビドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」を観る機会に恵まれました。

「いのちの停車場」は、医師の親子の看取りに至るまでの小説でしたが、後見人としての業務にも役立つ内容でした。

NHKのドラマは、終戦記念日に放映されたものでしたが、敵国であろうと人の命の尊さには変わりがないことを突き付けられた医師の実話をベースにしたもので、秀逸な作品でした。

 

 

そして、相変わらず良かったのが、山田洋次監督作品の「キネマの神様」です。

名作「男はつらいよ」同様、泣き笑いがある感動作でした。

 

ダメ男を演じる寅さんには、プー太郎だった受験生当時の私には生きる勇気を与えてもらいましたし、その出会いはこのブログでもすでに紹介しています。

その寅さんの名ゼリフ(39話)に、甥っ子の満男に「人間は何のために生きてんのかな?」と聞かれ、「ああ、生まれてきてよかったなって、思うことが何べんかあるんじゃない。そのために生きてるんじゃねえか。」と答えるシーンは、当時、夢や希望しかなく、お金も地位もなにもなかった私には、とても心に響いたのを覚えています。

 

その後、私にもそのセリフをしみじみと噛みしめる時が何度も訪れ、本当に生きていてよかったと思い、その度に寅さんには感謝しています。

 

そして、今回の山田洋次監督の「キネマの神様」でも、ダメ親父を支える周りの役者さんのセリフには何度も感動しました。

心に響いたセリフの場面を紹介すると、

「ゴウちゃんに幸せにしてもらおうとは思っていない。ゴウちゃんは私がいないとダメなの。」と言って、周りの反対を押し切って、恋人役の淑子が横浜から岡山まで追いかけていくシーンで、友人役の園子が最終電車に間に合うよう送る車中で、「どっちの後悔を選ぶかよ それが人生なんでしょ。」というセリフでした。

人生の後悔を前向きにとらえるセリフには、人生を経験をしてきたからこその感動がありました。

まだまだ他にもありますが、公開中の映画のため、ここでは割愛します。

 

ダメ親父を支える健気な妻と娘に、「男はつらいよ」の寅さんを支える妹らを彷彿させるものがあり、山田洋次監督の作品に案の定、魅了されました。

主人公は映画監督を志していたものの挫折してしまい、それからはダメ親父に転落している姿を描いた作品でしたが、家族に愛され支えられていることが伝わり、本当に、心に残る作品となりました。

 

 

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