今年は、コロナ禍でも親子で卒業式に向かう光景も見られ、そこからも春を感じられるようになりました。
先週は、富士山だけでなく、10の国が一望できるという十国峠・日金山への登山もでき、楽しいハイキングとなりました。
山頂には、車でも行けるようですが、私たちは歩いて行ったことで優越感に浸ることもできました。
コロナ禍で、歩くことが苦にならず、随分と逞しくなってきています。
さて、成年後見センター・リーガルサポート神奈川県支部(以下「リーガル」)の役員(副支部長)をしていると、定期的に、リーガルの役員と家裁の担当裁判官全員と主任書記官等の20名程で連絡協議会を開催し、情報交換、お互いの要望や業務の改善等を行うことがあります。
リーガルの会員であれば、後見人等候補者となっても住民票の提出が不要だったり、後見人等候補者事情説明書も提出不要など、そのメリットもありますし、後見申立の際も、リーガルの会員が後見人等の候補者であれば、通常は家裁もそのまま選任してくれます。
家裁との連絡協議会では、上記以外にリーガルへの会員への指導要請を役員に求められることもあり、その内容を聞くと、私自身の後見業務でも反省すべき点を確認できたり、それに近いこともあり、冷や汗をかくこともあります。
意外なほどに、家裁は、細かい内容まで精査しており、そこに名前が挙がる会員には、それなりの理由があることが分かります。
というのは、リーガルの役員が、その後、家裁の要請を受けて、その会員指導のため事務所を訪問すると、なぜ名前が挙がるのか、納得できる根拠が見事に判明するからです。
せっかくリーガルの会員となっていても、家裁から指導要請を求められるというのは、後見人としての推薦からも外れることになり、余程のことだと受け止めている次第です。
後見業務は、いろいろな場面に遭遇し、ご家族とのコミュニケーションなど、大変なことも多いですが、それ以上にやりがいが感じられる業務のため、家裁からの信用も築いていくことにも繋がり、司法書士の仕事としては、とても貴重な業務です。
今後、司法書士は後見業務を通して家裁との信頼を積み重ねることが、多くの家事事件業務への参入につながることになると思われます。
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