「松平 九兵衛 友久」
の場合....先ず
「松平」
が家名∧∧ つまり御家の名前！
次の
「九兵衛」
が通称....今で言う名に当たる！
最後の
「友久」
が実名・本名∧∧
ほとんど死ぬまで変わらない
個人の名前で特に諱*いみな
と言う！！！！
武家社会に於いて家格や出自を現す
「何々家」
は特に重要で大切な名前....現代の
「姓」
に当たり....次の
「九兵衛」
に当たる通常の名前・呼び名は
出世に依って....或は格上げに依って
生涯に渡り変わる可能性が在る一般的な
個人特定の名前で....今で言う名に相当する！
問題なのは....ここで示した例で言えば
「友久」
の部分！ここが諱*いみな！
ここらへんは案外と生涯に渡って
変更は余り見られないが....実のところ
「実名」
つまり魂や霊の名で....自分や親族以外で
この諱を口にしたら危ない＞＜
古今東西で
「真の名前」
は常に秘匿された歴史や慣習があり
日本文化に於いても....この
「実名」
は、余程の事でない限りは発音禁止＞＜
もしも諱....つまり忌み名を口にしたら....
命の危険性が伴う大事な名前なのだ！！！！
「某の諱を呼ばわるとは不躾....非礼....
無礼と覚えまするぞ！
何卒、御改めを！！！！」
と優しく諭している場合を除き....
特に庶民は
「聞かなかった事にする∧∧」
のが良かった様だ！！！！
キチンとした三人以上の利害関係無しの
証言とか揃えば.....首を斬っても良い事には
成ってはいるし＞＜
＊実際の斬り捨て御免は極めて煩雑な手続きと
確かな証拠と証人....そして上の許可とか書面とか
色々と在って実際は江戸中期以降ほとんど実行は
珍しいと言える！
一応、形として権威としてシステムとして
斬り捨て御免制度が在り....実際は庶民に
気を使い酷い仕打ちは少なかったと言うのが
現在の通説としては多い∧∧
「怒らせたら恐いよね！？」
「天下泰平の世だし穏便に！」
「サムライを嫌いな人は実は少ないし∧∧」
「御互いに礼節は大事！」
「西欧と違ってサムライは庶民に近い！」
「長屋は実は武家邸∧∧」
「仲良くマナーとルールは守ろうね∧∧」
「江戸幕府の主体は地方自治！」
「霊的に大事な名前は大事に∧∧」
と細々と気を使っていた史料が近年は
特に日記とか手紙とか覚え書きで多数
見つかってるので諱は言わないというのは
どうやら本当らしい。
