日本を独立国と思っている人が多いが、ホントにそうだろうか？

いいえ日本は独立国ではありません。
独立国であるなら、なぜ日本に米軍基地があるのでしょうか？
それも北は三沢から、横田、横須賀、岩国、佐世保海、南端の沖縄まで展開されている。

他国の軍隊が駐留しているということは、もはや独立国とは言えません。

だから日本は未だ、アメリカの占領国と言うのが正しい。

 

えっ？主権が認められているってか？

 

主権が認められていると言っても、押し付けられた憲法のなかの主権です。

さてどの国家でも基本、国を存続させるには防衛力は必須の条件です。

どっかの誰かさんのように”非武装中立”なんて夢のまた夢、この世には存在しません。

日本の場合、先の敗戦以後ずっと、それ等の多くをアメリカに依存して今日に至っているのです。

こんにち、そのことを誰もが当たり前と思っていて
政治家の誰もが、米軍に”出て行ってほしい”とは言わない。
政治の論争にも上らない。

なぜかと言うとその方が楽だから。

米軍基地があるおかげで防衛費を圧縮できるし、その方が金が儲かる。

さらに、日本の西側にある、いわば仮想敵国も、米軍がいるからおいそれと手を出せない。

独立国であるなら、こんなことは大いなる恥なのにである。
それを恥ずかしいとも思わず受け入れているのは日本人がポチだから。
かわいらしくポチと言っているが、言葉を変えれば寄生虫である。

哀しいかな寄生虫は宿主なしでは生きられない。

しかし、宿主のアメリカにも利点がある。
アメリカの西太平洋の覇権は、日本と言うポチがいてこそ実現可能なのだ。
だからいくら金が掛かろうと、戦後ずっと米軍基地を維持し続けてきた。

それくらいアメリカにとって重要な位置に日本がある。

そこに米軍を置く理由の二つ目は、日本の監視、もし日本がロシアとくっついたら大変だから。
世界一の資源国ロシアと、日本のハイテク技術が結べば、それはアメリカにとって最大脅威になる。

これはドイツがロシアとくっつくことと同意である。

だから戦後79年たってもこの両国は、国連では敵国に分類されている。
それくらい日本とドイツが独立することは、アメリカ及び連合国に受け入れ難い。
だからドイツはNATOに取り込まれ同時に監視されている。

先般露宇戦争の初期に、ロシアからドイツへのパイプライン、ノルドストリームが破壊されたが、破壊工作を実行したのはおそらくは、直接手を下していなくても背後にいるのはアメリカであろう。

それほどにアメリカはドイツとロシアがくっつくことを恐れている。

現在世界のパワーバランスは微妙なところにある。

ソ連解体直後は、アメリカの一国支配がちょっとの間続いたが、さすがにロシアは核軍事力では圧倒している。
すぐに復活して、現在はアメリカ、ロシア、そして台頭著しいチャイナの三すくみだ。

この三つの国の本質は覇権国家であることでとても厄介である。
覇権国家の決定的要素は、外に膨張することで共通している。

だから互いが世界に覇を唱え、もし衝突することになれば、それはもはや第三次世界大戦である。
ゆえに現在のアメリカ、ロシア、チャイナの三すくみ状態はとても危険な状態だと言うことになる。

それを防ぐ良案は、日本とドイツが核を保有して独立することである。
そして第4の国、インドとともに中立して何処とも組しないことがキモになる。
それにはドイツと日本の核保有が必須の条件になろう。

日本人は核アレルギーが強い民族だが、核なくして独立は保てない。

いつもどっかと連携して、そのたびに何かに妥協して細々と生きることになる。

 

北朝鮮に同胞を拉致されても手も足も出ない現在の姿である。

 

核は雄弁な政治家よりものを言う。

 

トランプが大統領だった時、安倍首相は核保有を10度も持ち掛けられたが、安倍首相は何にビビったか受け流した。
残念ながらこのことはニュースにもならなかった。

今年はアメリカ大統領選がある。今のところトランプの返り咲きが有望視されている。

トランプは金が掛かる米軍基地を撤退させて、日本にアメリカの西太平洋の防衛を負担させようともくろむかもしれない。
それは日本にとって好都合だ。そのさい一挙に、憲法改正、核三原則撤廃までもっていき核保有したい。

具体的には原潜10隻に核を搭載して太平洋、日本海に沈めて運用する。

核なくして独立してもチャイナや北朝鮮、ロシアの餌食になるだけである。
核抑止は核を持ってでしか成り立たない。

日本の真の独立は、核保有によってもたらされる。

 

核配備を背景にした真の中立独立国になれば、台湾有事に巻き込まれることも、朝鮮有事に巻き込まれることもあるまい。

 

 

 

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