ありし日の小川原湖民俗博物館と十和田観光電鉄<日本縦断紀行Classic 26日目-4 三沢> | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を公開中。

 三沢 ('03.11.9)

 


三沢駅は橋上駅になっていて、かなり大きい。
※三沢駅は2020年に改築され、「駅前交流プラザみ~くる」がオープンしました。

 


駅前に、巨大なこけしが立っている。
当地の伝説に登場する、玉代・勝世姫というそうで、姿を消した父・橘中納言道忠を捜してこの地まで来たが、父が既に亡くなっていることを知り、それぞれ沼に身を投げた。
以来、姉が入水したほうを姉沼、妹が入水したほうを妹沼と呼ぶようになったという。
妹沼は現在の小川原湖。姉沼の地名は今でも残っている。

 

 


十和田観光電鉄の線路に沿って、古牧(こまき)温泉に来た。
写真は古牧温泉の元湯で、日帰り\300で入れるが、さすがにさっき浅虫温泉に入ったばかりなので、次の機会にしよう。

※2025年現在の入浴料は\450です。

 


さらに先へ進む。
十和田観光電鉄の車両は、もと東急車。

※十和田観光電鉄の鉄道線は、2012年に廃止されました。

 

古牧温泉に来たのは、ホテルにあるゲームコーナーが目的なのだが、まずはその手前にあった、小川原湖民俗博物館に入ってみる(\300)。

 

中に入って、実はここらへん一帯の建物のほとんどが、この博物館の展示スペースと知って驚く。
衣、食、住、農業、漁業、林業など、あらゆる民具が、広大なスペースに展示されている。
お地蔵様、オシラサマに始まり、くわ、かんじき、千歯こき、はた織り機、南部刺し子、モリ、網、かご、木びきノコ、郷土玩具、双六、野球選手のカルタ、etc.etc.

 

さらに、受付で地図をもらって、初めて知ったが、この博物館は古牧温泉のほんの一角に過ぎず、ここから奥には、古牧第一~第四グランドホテル、カッパ沼、瑞鳳殿露天風呂、旧渋沢邸、岡本太郎記念公園と続く、ものすごい広さのレジャー施設が存在するのだ!

 

※古牧温泉(古牧グランドホテル)は、2004年11月に経営破綻。現在は「星野リゾート青森屋」となっています。
小川原湖民俗博物館をはじめ、なくなった施設も多いのですが、一方で青森屋になってから新たに作られた施設やアクティビティも多数あるようです。

 

 

 

 


博物館を出て、時計を見たら4時40分。
今日東京に戻る予定だが、ケータイで電車の時刻を調べてみたら、今すぐ電車に乗っても、東京に着くのは9時を回ることがわかった。
すっかり日も暮れているし、この先の探索はまた今度にしよう。

 

※小川原湖民俗博物館は2007年に休館、2009年閉館。建物は老朽化のため2015年に取り壊されました。
収蔵品は各自治体や弘前大学などに保管されましたが、あまりに多数だったため全てを引き取ることができず、建物の取り壊しの際に失われたものも多かったようです。

 

 

4時55分、三沢駅に戻ってきた。次の上りは5時5分。
蟹田で乗れなかった「きらきらみちのく」号だ。
指定席券を買って乗る。
さすがジョイフルトレイン、シートが広い。
2列+1列のゆったりした配列。

 


5時23分、八戸駅着。

※当時はJR東日本の東北本線でしたが、2010年12月の、東北新幹線の新青森への延伸開業以降、この区間は青い森鉄道の路線になっています。

※「きらきらみちのく」はキハ48形を改造した観光車両。2010年に運行終了。車両は改造されて「リゾートうみねこ」となりましたが、2020年に運行終了しました。

 

 八戸

 


八戸で新幹線に乗り換える。
待合室から、新幹線の線路と、芸術的な屋根組みが一望。

 


5時58分発のはやてに乗る。
満席で東京駅までは買えなかったが、なぜか大宮駅までなら買えた。
8時42分、大宮着。

 

現在のゲーム路銀
\3,600

 

「雪の中に消えてしまった岡本太郎記念公園(三沢)」へ続く)

 

三沢市観光協会 青い森鉄道 JR東日本 青森県観光情報サイト

 



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