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米津玄師の新曲「KICK BACK」が好きすぎて吐きそうな程聴いている…

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目次(文字数:4500字前後)

米津さんの「KICK BACK」はもう聴いた?

こんばんは!まるく堂です!

 

2022年10月12日にダウンロード配信でリリースされた米津玄師さんの新曲「KICK BACK」

みなさんはもうお聴きになったでしょうか?

KICK BACK

KICK BACK

  • Sony Music Labels Inc.
Amazon

この曲は同じく10月12日より放送開始されたアニメ『チェンソーマン』のオープニング曲です。

米津さんがアニメの主題歌を担当するのは「僕のヒーローアカデミア」の第2シーズンのOP曲「ピースサイン」以来、5年振りとの事です。

アニメ『チェンソーマン』は「MAPPA(マッパ)」と言う企業が担当しているのですが、よくアニメにありがちな「製作委員会方式」を取らず、MAPPAと集英社のみの出資で製作されている様です。

おそらくは「製作委員会方式」だと出資している複数のスポンサーの意見が強くなり、様々な制約が入ってしまう事を回避した結果なのだと思われます。

しかしその分、失敗した場合はリスクが大きくなると言うデメリットも発生するため、

今回のアニメ『チェンソーマン』に関しては「MAPPA」は社運をかけているとも言われています。それだけ力を込めた作品にすると言う意気込みの表れなのでしょう。

 

そして、『チェンソーマン』のオープニング曲として米津玄師さんが書き下ろしたのが、この「KICK BACK」と言う訳なのです。

KICK BACKの意味

「キックバック」とは、チェーンソーを使う際に高速回転の反動により、意図せずに使用者の方に刃が急激に跳ね上がる現象を言うそうです。

画像生成AI「Stable Diffusion」より生成

これにより刃のコントロールがきかなくなったり、大ケガをする事も多々ある様です。

英単語の意味としては「…をけり返す」や「反撃をする」と言う意味合いもあり、『チェンソーマン』のストーリーを知る方なら「なるほどさすが米津さん!」と感心するタイトルだと思います。

「KICK BACK」で引用された曲の歌詞とは?

2022年9月19日、「モーニング娘。」の音楽プロデューサー「つんく」さんが自身の「note」で書いた内容が話題になりました。

note.tsunku.net

記事によると、米津さんの担当の方からつんくさんサイドに、2002年にリリースされた「モーニング娘。」の曲「そうだ!We're ALIVE」のフレーズの一部を使用させて欲しいと連絡があったのだそうです。

これまで2000曲以上を発表してきたつんくさん。曲の使用許可をお願いされる事は多々ある様ですが、米津さんほどの有名なアーティストにお願いされる事はかなり珍しい出来事だった様です。

引用するにもその理由がわからず、不思議に思ったつんくさんでしたが特に何も言わず快く承諾した様です。

数ヶ月後に完成した「KICK BACK」を聴いた時に、つんくさんは米津さんに対し「才能の塊というのは本当に恐ろしい。」と最高級の賞賛を送っています。

 

「KICK BACK」で特に印象的なのは「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」と言う部分だと思います。同じ言葉ではありますが「そうだ!We're ALIVE」の時の前向きな感じもありつつも、どこか虚しく響くような反語的な感じもあって、チェンソーマンの世界観や雰囲気にバツグンに合ってるんですよね!!

米津さんの才能もそうですが、つんくさんの男気がなければこの曲が生まれなかった事を考えると、奇跡に近い巡り合わせで完成した様にも感じます。

なぜ米津さんはモーニング娘。の曲を引用したのか?

今回、米津さんが「KICK BACK」でモーニング娘。の曲を引用したのには理由があると言われてまして…

それは『チェンソーマン』の舞台設定が1997年となっていて、この年はモーニング娘。がデビューした年であると言う事。

そして『チェンソーマン』漫画版のあるエピソードのタイトルが「超跳腸・胃胃肝血(ちょうちょうちょう いいかんじ)」となっているんです。

「超超超 いい感じ」と言うのは、2000年にリリースされたモーニング娘。の「恋愛レボリューション21」の歌詞の一節です。

おそらくは作者の藤本タツキさんがモーニング娘。に何らかの思いを漫画に含ませていて、それを米津さんが曲に反映させたかったと言うのもあると思われます。

「KICK BACK」の共同編曲者とは?

「KICK BACK」では「King Gnu(キングヌー)」のメンバー「常田大希(つねた だいき)」さんが共同編曲者としてアレンジに参加しています。

www.fashion-press.net

実は常田さんは、2017年にリリースされた米津さんのアルバム「BOOTLEG」でも楽曲プロデュースやアレンジャーとして参加していました。

ジャケット絵も米津さんが描いたもの

「KICK BACK」のジャケット絵にはチェンソーマンが描かれていますが、

この絵も米津さんがご自身で描かれているとの事です。

これまでのCDジャケット絵も米津さん自身で担当されていた様ですが、

本当にめちゃめちゃ上手い!!!

チェンソーマンは胸に着いてるスターターロープを引っ張ることで何度でも蘇る設定となっていますが、ジャケット絵では誰かにそれを引っ張られてますね。

ファンの方ならピンとくると思いますが、おそらくは「あの人」が引っ張っているのでしょう。

「KICK BACK」の好きなところ

2022年は米津玄師さんは「POP SONG」、「M八七」とリリースされていますが、

個人的にはこの「Kick Back」がめちゃめちゃ好きで、リリース日にすぐに購入し、

すでに50回以上は聴いてるくらいにハマってしまいました。

 

ベースの重低音から始まる入り方もすごくそそられるものがありますし、

この曲で一番好きな部分はやはり

「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」の繰り返しのフレーズですね。

同じフレーズでも部分部分でちょっと歌い方が違うなと感じる部分もありまして、

例えばイントロや間奏で流れるフレーズでは「BEAUTIFUL」を「ビューリフォー」みたいな英語発音っぽく歌ってるのに対し、歌のサビで歌ってる際には「ビューティフル」とやや日本語発音に近い感じで歌ってるんですよね。何を意図してるのかはわかりませんが…

これは50回以上聴いてようやく気が付いた部分です。

 

また歌詞の世界観も本当に『チェンソーマン』に合ってるんですよね。

主人公のデンジだったら、こう思うだろうなとか、そんな事を言うだろうなと言うのを上手く表現している感じです。

特に好きな部分は2番の「444(よーよーよー)3(さん)で外れる炭酸水」と言うところですね。

これは最初何を意味しているのかわからなかったのですが、

ネットのコメントを見てようやくわかったのは…

自販機についている「数字が揃うともう1本当たるくじ」を表現してたんですね!

↓こんな感じの…

歌詞で「4443」となっているのは、

あと一つ数字が揃えば当たるのに惜しくもハズレになってしまったのでしょう。

デンジだったらこんな経験してそう…と言うのもありますし…

数字がバラバラで外れるよりも、こういうのって悔しさが倍増しますよね!!

この心理をたった一行で表しているのが本当にスゴすぎ!と思いました。

 

そしてもう一つ気になる部分がありまして…

幸せになりたい
楽して生きていたい
全部めちゃくちゃにしたい
何もかも消し去りたい
あなたのその胸の中

二番の歌詞なのですが、

これ、主人公のデンジの心情を表現していると思いますが、

実は、とあるもう一人の重要人物の気持ちも代弁してる様にも受け取れる気がします。

それは『チェンソーマン』を最後まで読めばわかりますが、

ダブルミーニングにも思えて、これもスゴすぎると思いました。

 

「KICK BACK」は曲構成がすごく複雑で、なかなか覚えにくいリズムやメロディーなのですが、それが逆に「チェンソーマン」のハチャメチャ感に通ずるモノがあって自分にはかなり刺さる曲でした。

もしもまだお聴きになっていない方はぜひぜひ聴いてみて下さい!

 

現在はダウンロード版のみの販売ですが、CD版も11月23日に発売する予定です。

『チェンソーマン』について

『チェンソーマン』は藤本タツキさんの漫画です。

第一部が2019年から2021年にかけて「週刊少年ジャンプ」にて連載され、

現在は漫画配信サイト「少年ジャンプ+」において第二部が連載されています。

 

ストーリーは…

借金を返すために奴隷のような生活を送る少年デンジと、「チェンソーの悪魔」である小型犬の様な見た目をしたポチタ。彼らが「悪魔」と呼ばれる存在の駆除を生業としたデビルハンターとして働いているところから始まります。

借金元であるヤクザから悪魔が出たと言う知らせを受けたデンジ達は現地に向かいますが、「ゾンビの悪魔」の罠により殺されてしまいます。しかしポチタは偶然にデンジの血を飲んでかろうじて蘇生。そして契約と引き換えにデンジの心臓となります。

デンジは蘇り「チェンソーの悪魔」に変身する能力を得ます。そこにいたゾンビ達を一掃するデンジ。そこに公安のデビルハンターである「マキマ」が表れ、デンジは彼女の管理下に置かれる事になり…

と言う感じです。

 

アプリ版では第一部、第二部の全話を初回無料で見ることができます。

play.google.com

万人にオススメできる作品ではないのですが、もしもiPad等のタブレットPCを持ってる方で、グロテスクな表現も大丈夫な方ならぜひぜひ読んで欲しいと思う作品です!!

 

またアニメ版はPrime Videoを始めとした動画配信サイトで見ることができます。

TV放送後はAmazon Primeビデオが最も早く配信している様です。

まとめ:個人的に今年一番の曲と言っても過言では無い「KICK BACK」!

今回は米津玄師さんの新曲「KICK BACK」を紹介させていただきました。

すごく複雑なメロディーではあるのですが、何度も聴きたくなる中毒性が確実にあります。

今は車に乗っている時も、仕事している時も常に聴いてるくらいハマっている曲です。

今後発売されるCD版は他にもカップリング曲があったりするので、そちらもかなり興味が沸きます。

 

漫画『チェンソーマン』はKindleでも購入することができます。

アニメを見て、続きが気になり過ぎる人はぜひぜひ読んで見て下さい!!

 

以上です…

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