2013年2月18日
私は 激愛していた茶トラの雄猫 (享年12歳)を
突然死という形で 失いました。
彼を失ってから 1年6ヶ月が過ぎようとしています。
ペットロス… 辛かったです。
今は立ち直ったか?と聞かれたら…
答えはNOに近いと思います。
彼が天国へ旅立ってから3週間はずっと
人目も時間も憚らず大泣きしていました。
それから 3ヶ月近くは毎日 1日に一回は
大泣きしていました。
テレビで失恋ソングが流れるだけで
涙がこぼれてくるのです。
私は7年前に父を その3ヵ月後に
祖母(母方)を そして 4年前に母を亡くしております。
それぞれ大泣きして見送りました。
人が亡くなれば お通夜をし お葬式をし
生前親交のあった方々に手厚く見送られ
思い出を話し、遺品の整理、49日 お墓参り
1周忌 3回忌 7回忌っと
故人が いなくなったのを受け入れていく作業があります。
何よりも親戚が集まり 悲しみを共有する事で 故人は
愛されていたんだ 幸せだったんだっと 確認し
死というものを受け入れていけるのではないのかと
私は思っています。
特に親が亡くなった直後は バタバタと走り回り
悲しんでいる暇がないくらいでした。
それに 私も家庭を持っていましたので
目の前に 両親を想わせるものがなく
まだ 両親は実家にいるようなそんな感覚だったのかも
しれません。
でも、ペットは違います。 亡くなったからといって
区役所に火葬許可の書類を取りにいく必要も
ありませんし、お葬式の準備で知人に連絡する作業も
いりません。
ただ唯一 私が彼の為にやれた作業は
彼をふかふかのベットに寝かせ お線香を上げ お経を唱え
亡骸を撫で 涙を流す
彼の遺体を運ぶダンボールを用意し
そして火葬場に連れていくという作業だけ…
それだけなんです。ただそれだけ。
そして、次の日から彼の姿だけが見えないのです。
受け入れることなんてできませんでした。
私は主人と結婚する前 一人暮らしをしていた独身の頃に
彼を知人から預かり それから今まで共同生活をしてきましたので
主人からしたら 彼は連れ子です。
主人にも連れ子(雌犬のラブらドール)がおりましたので
じぶんの連れ子を可愛がるっと言うのは自然。
犬派の人に 猫を愛してっと言うのは愚の骨頂だと
私は思っていたので 逆に猫を受け入れてくれて3年間
彼と一緒に生活してくれたことを主人に感謝しています。
こんな生活環境の中でしたので、彼が亡くなったからと
言って 悲しみを主人と共有するっと言うことは
ちょっとむずかしく 心は一人で泣くっと言う日々を
送っておりました。
逆に言えば彼の愛情を独占していた事なります。
ペットロスはその分 苦しいのではないのかと思いました。
ましてや 口をきけない動物ちゃんの健康管理は
飼い主に100% 責任があるように思い
突然死という形で 最愛の彼と別れを迎えた私は
自責の念で押しつぶされそうでした。
あの時… あの時… あの時…
こうしていれば…ああしてあげてれば…
ただただ ごめんね…ごめんね…っと
今でも詫び続けています
当時 2歳4ヶ月の長女と 生後7ヶ月の乳飲み子を
抱えておりましたが、彼が息を引き取った日は
食事がのどを通らなくなりました。
今までにも悲しい別れを沢山 経験しましたが、
確かに食べれなくはなりましたが… でも今回だけは違います。
明らかに のどにつかえるというか のどが拒否するという
感じでした。 それでも主人に『食べなきゃだめだよ~』っと
言われ 授乳の為にお茶漬けを
一口ずつ少しずつ のどの痛みに堪えて 半分だけ
押し込みましたが… 数分後に吐きました。
今度は胃が拒否したっと思いました。
私の体が 彼が亡くなったこと認めない!と拒否しているようでした。
不覚にも 幼子が2人もいるにも関わらず
『私も一緒に連れていって。置いていかないで』 っと
本心 思いました。
これがペットロスという病ではないのでしょうか?
私の父の母親は36歳で心臓の病で亡くなっています。
父が13歳の時です。
それから1ヵ月後に 父の祖母が亡くなったのです。
健康だったのに… 娘の死がショックで体調を崩したそうです。
愛する我が子の死はそれほど 親にとってはショックなことだと
父から話を聞いていた私は頭で解っていましたが
今回 彼を失い こういうことだと心底 理解しました。
冷たくなってきた彼を背にして 私はベランダへ出ました。
朝は晴れていたのに お昼から シトシトと雨が
降っていました。 冬の雨です。
私は雨に塗れながら
つい先日 日向ぼっこしていた彼の残像を見ています。
我が家の寝室のベランダはハイウォールになっているので
空しか見えません。
『景色が見たかったね。ごめんね』 っと泣きながら
思いました。 寒さからでしょうか? それとも
明日から始まる彼がいない生活を想像する恐怖でしょうか?
体はガクガクと震えていました。 まるで漫画のように
上下の歯がカチカチと音を立てていました。
どのくらいベランダで泣いていたのか
覚えていません。
あれから 1年6ヶ月過ぎ
一日も彼を忘れたことはありません。 そして…
やっと ブログに書いてみる気になりました。
彼がこの世に生きたことを誰かに知ってもらう事で
私自身の悲しみの共有の作業をしたいと同時に
同じ思いをされた方のほんの少しでも慰めになればっ
彼(JUNくん)も 嬉しいのではないかと昨日ふとっ………
今もブログを書きながら 涙が流れてきました。
こういった作業が 心の整理には必要なのでは?
っとも思いました。 悲しみを吐き出す作業…
涙は愛情量の分 流れるのかな?
愛していれば…こそ。
逢いたいですね。
最近の心境は 頑張って自分の生命を全うしたら
虹の橋で待っている彼に再びあえると信じています。
彼の亡くなる前後に起きた不思議な出来事が
たくさんありますで 徐々に気持ちの整理も含め
更新していきたいと思っています。
最後までお付き合い頂き 本当にありがとうございました。