インターミディエイト | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 今の時期、水面から顔を出したワカメを何かが食べる

 もしくは折る被害が絶えません

 

 この被害をなくすにはどうしたらいいか?

 浮かなければいいんじゃないの?

 

 根が単純(要するにバカ)な私はそう考えました

 

 そのきっかけはコンブの海中林です

 コンブの海中林を設置する際、海底に着いているとどうしてもウニに食べられてしまいますが

 海底から離した場所にロープを張ってコンブを付ければウニの食害は回避できる

 

 この方法は効果があるんですけど、シケなどでロープが切れると水面近くにロープが浮いて漂って危ない

 知らずにその上を通ってスクリューに絡まったら大変ですからね

 

 事故防止のため、漁網やロープを売る会社の方に

 「浮かないロープってないの?」

 って聞いたら

 あると

 「あるの?」

 

 一般的にワカメ・コンブ養殖に使われているロープの素材はPP(ポリプロピレン)で比重は0.9

 比重が1より下であれば水に浮くし、上であれば沈むので

 陸上では重いPP素材のロープも水に入れれば浮くんだそうで

 PPに比重の重い素材を混ぜて織り込むことで沈むロープを作ることは可能ということ

 

 なんて話をしてたら

 

 もしかしてワカメを養殖する際に

 浮かず沈まず、水に漂うぐらいの比重のロープを使えば、ワカメの被害を回避できるんじゃないだろうか

 と思いついた次第です

 

 また漁業者から「オメーはバカだがな」って言われる(笑)