「施餓鬼」とは、字のごとく、餓鬼道に陥った人に施す事ですが、餓鬼道の意味を考えるに、一言で言うと、「満たされないわたし」のような感じでしょうか?
世界では現実に、今日食べるものも無く、苦しんでいる人も多くいますが、現在の日本では、余りイメージが湧きません。
食べることを離れ、生活に目を向ければ、現代の日本でも、多くの人々が餓鬼道に苦しんでいるのが、分かります。
求めるものが与えられない事も餓鬼道そのものです。
また、今ある状況に不平、不足が多いのも、餓鬼道そのものです。
「足りるを知る」事が出来ない状態も「餓鬼道」です。
ただ、私は、最近、この「餓鬼道」良いじゃないか・・と思うようになっていました。
「餓鬼」に、「ガキ?」になって、「求めて」、「求めて」寝る時間も惜しんで求め続けることが人生にはなくてはならないイベントの様な気がしてきました。
「女が欲しくて(男が欲しくて)」、「金が欲しくて」、「健康が欲しくて」・・
いろいろな「欲しくて」が自分を成長させるのです。
「欲」、「エゴ」が人類を成長させて来た最大のエネルギーです。
私は大好きです「エゴ」と「欲」。
「あっ、あれはあの程度の物ね」と、ある日、あるところで、「足りる」を知ればいいのです。
そして、人生が「遊び」になるのです。
「遊ぶ」とは、求めて、得て、楽しむです。
あなたは、求めていますか?人生を遊んでいますか?