信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

2022小雪 とちぎ秋まつり(後編)

2022年11月26日 | 街紀行




お早うございます、信です。
今にも雨が降りそうな、どんよりとした厚い雲が覆う朝になりました。

昨日は穏やかな快晴で、小春日和でまさしく登山日和でした。
やはり山から遠ざかってしまうと、こういう嗅覚が鈍くなるのかと痛感しました。

ウォーキング中に見えた富士山も、もう5合目近くまで冠雪しており、もういつでも富士山を
眺める登山は、天気さえ良ければいつでも出掛けられる感じになりました。

去年のブログを振り返ると、今ごろは既にエアコン暖房を入れていたようですが、今年はまだ入れていません。
それだけ今年は暖かいのだと思います。





さて11月12日の栃木市の秋まつりに戻ります。

昨日ご紹介したように二年に一度のイベントでしたが、2020年はコロナ禍のため中止しています。
そのため4年ぶりの開催となり、街の雰囲気も盛り上がりが高いように感じました。


   嘉右衛門町「仁徳天皇」です

   
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   昭和期に作製され、人形師は安生です。
   山車は漆塗り仕上げで、上段幕は「嘉」の文字の意匠化刺繍です。



間もなくお練り開始です


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   お練り15分前、いよいよ萬町三丁目「素戔嗚尊」ご出馬です

   
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     お囃子がこの巡業を盛り上げます

     
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   後ろから迫る萬二「日本武尊」

   
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     反対側からは萬一「天照大神」

     
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青空に映えて迫力がありました


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豪華絢爛な人形山車です

山車を引く男衆、そして盛り上げるお囃子で
体中に血湧き肉躍る感覚が巡ります


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よくよく調べてみると
本当は明治26年に萬一は「劉備玄徳」、萬二は「関羽雲長」、そして萬三は「張飛翼徳」をそれぞれ法橋 原 舟月に造らせていましたが、明治27年に日清戦争が勃発し、敵国の英雄を祭ることはまずいということで、急遽それぞれ天照大神、日本武尊、素戔嗚尊を追加で発注したようです。

なお三国志の英雄たちも、それぞれ大切に保管されており、11月11日はこの三体が練り歩いたようです。


間もなく巡業スタートです


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   倭三「静御前」もスタート位置につきました

   
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   嘉永元年(1848)製、人形師は松雲斎徳山。水引幕は錦襴に巴紋の刺繍です。



     倭三「神武天皇」です

     
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     美しい山車です 


   PM13:30 いよいよ巡業開始です

   
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可愛いお練り隊


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萬三「素戔嗚尊」


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北から嘉右衛門町「仁徳天皇」がやってきます


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前触れも艶やか


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そうこうするうちに


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市役所交差点で


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萬一「天照大神」と、嘉右衛門町「仁徳天皇」がぶっつけ


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   山車を正面合わせて、お囃子のやり合いです

   
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   動画です「とちぎ秋まつり」
   (お囃子の大きな音が鳴りますのでご注意下さい)




     ぶっつけが終わって、一旦 仁徳天皇が引きます

     
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左側には大町「武蔵坊弁慶」がいます


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弁慶が少し引いて道を空け、仁徳天皇が左手へ進みます


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萬一「天照大神」が北へ向けて発進しました


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こちらの路地でも可愛いお囃子です


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その他にも和太鼓演奏など、色々な催しがありました。



   ビールを飲み過ぎて、足取りが危なくなって近くの喫茶店で一休み。
   少し時間をおいて

   
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   夕日に輝く人形山車でした

   
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これから夜 21:00頃まで、お練りが続くようです


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4年ぶりの、とちぎ秋まつりでした。

やはりお祭りは見るのも楽しいですが、やはり中に入って神輿を担ぐ、あの感覚を思い出しました。
高校時代に地元のお祭りに参加して、一週間声が出なくなるほど「わっしょい」を叫んだのを思い出しました。


 撮影日: 11月12日
 撮影場所:栃木市 とちぎ秋まつり会場(蔵の街大通り・他)


それでは皆様、ご機嫌よう。









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2 コメント

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Unknown (はりさん)
2022-11-26 09:11:42
おはようございます。
とちぎ秋まつりのことを初めて知りましたが
なかなか立派なお祭りでびっくりしました。
山車に乗る人物が神話の登場人物だったのですが
信さんの説明を聞いて納得しました。
お祭りも時代の流れを受けていたのですね。
このように町をあげてのお祭りは羨ましいです。
人形山車 ()
2022-11-26 10:55:02
はりさん>

お早うございます。
栃木市は日光への例幣使街道が通っており、川の水運もあって
昔はかなり栄えたようです。
古河の関東公方も近くにあり、御用の商人が随分と繁盛したようです。
この人形山車は大体一体15〜20百万くらいでしょうから
日進戦争が始まって、直ぐに神話の主人公を追加発注しているくらいなので
それなりの体力(財力)は持っていたのだろうと思います。
蔵が2〜3棟も並んでいるのですから推して知るべしです。
それなりの誇りも伝統として受け継いでいることでしょう。
コメント有難うございます。

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