美浦ウッドコース自動計測化で知っておくべき点

今回は美浦ウッドコースのタイムが自動計測となった話。

元々モヤが多くて測定不能になることが多いコースです。
代表的な例はアーモンドアイの桜花賞。1月からの休み明けで調教どうなんだ?という時に最終追い切りと一週前追い切りが2週連続でモヤで測定不能となります。
桜花賞に無理やり間に合わせた可能性もあるので、調教は要注目だったわけですが、ブラックボックスである以上、僕は本命には出来ませんでした。そういったのがなくなるのは良いことです。

坂路の計測と違って問題となるのは通った位置取りとなります。
内を通るのと外を通るのではタイムが大幅に違うからです。故に自動測定化が遅れたのですが、結局その問題は解決しておらず、トラックマンが測っているそうです。

今週から機械計測された結果、最後の1F(200M)のタイムが方が早く出るようです。
トラックマンの目視はスタンドから見ているので、実際の計測地点とズレるのは仕方有りません。

それと「400Mの地点のラップタイムが存在しないのは目視じゃ計測しにくいので」という認識でしたが、機械測定で出来るようになったはずなのに、残り400Mを計測していません。
芝の馬はラストを速く走るように調教する調教師が多く、残り400Mからのラップタイムも重要なはずですが、計測しないのは理解に苦しみます。
そんな突っ込みどころしかない今回の機械測定ですが、国枝調教師のインタビューでもあるように、調教する側が変わる事は特にないでしょう。
だって国枝厩舎はGPSを使ってますから。
JRAも何故そうしないのだろう・・・と思いますが、そこは大人の事情であり、ツッコミ過ぎると命はないかもしれません。
以上が美浦ウッド自動計測の解説でした。

個人的には調教を見る時に、ウッドコースのタイムを細かく見ることはないですが、ラスト1ハロンだけはこれまでと確実に変わるそうなので、過去の調教と比較する際はその部分だけ注意しておいて下さい。

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