いよいよ大通公園で始まったライラックまつり。
しかし、まだまだ人混みはちょっと抵抗があります。
そんな訳で、いつものように早朝に大通公園へ行ってきました。
咲き誇るライラックと、大通公園を照らす朝日。逆光ともいう。
朝からライラックの香りをしっかりいただいてきました。
さて、これだけで帰るのもしのびない。
どこかで朝から仕事でもしようかと道具は持って来たのだが、お店がまだ開いてない午前5時。
時間つぶしがてらドライブでもしようと、山の方に行ってみました。
久々にきました、盤渓。
ここも一応中央区というあたりに札幌の広さを感じます。
全国でも中央区にクマが出るのは札幌だけである。
早朝の山の空気を吸ってリフレッシュしたのだが、まだ時間がある。
地図を見ると、近くに「盤渓市民の森」というハイキングコースがあるというではないか。
ちょっと行ってみよう。
やってきました、盤渓市民の森。
予想以上に車で山の中に入ってきました。
頂上を目指してみるかのぉ
入ってすぐに注意の看板が出てます
最初の写真は、ヒグマとマムシの注意が。次の写真はヒグマにマムシにハチ。
札幌のハイキングコースって、どんだけスリリングなんだ
歩き始めたかものはし。
ハイキングコースと言われておったが、途中からどう考えても登山である。
そんな恰好はしてきておらん。
ついこの間も西区でクマが出たとか、旭山公園でクマが出たとか言われてる中である。
人里から遥か離れたこの地で、ヒグマが出たらどうしたらいいんだろう。
次にここを歩く人が現れて、わしを発見してくれるのはいつになるのだろうか
← 下り坂 ↑まさか 上り坂→
ここから直進、急こう配すぎませんか?
そして歩く事20分ちょい。どうにかハイキングコースの一番上までやってきました。
運動不足だわ。かなり疲れた。よくやった、わし。
しかし、どう見てもここから上がまだあります。
見ると、山道のようなものがあるではないか。
バラモスを倒してようやく世界の平和を手に入れたと思ったら、なぜかアレフガルドでゾーマを倒す事になったかのような展開。
しかもこのアレフガルド、これもう道じゃない。
石が階段のように積み上げられておるが、もう登山ともいえないような急こう配。
ここまで散々体力を削られてHPゲージがオレンジ色のわしに、こんなところが登れるか。
今ここにヒグマが現れたら、わしは抗うことなく食われることであろう。
ほぼ四つん這いのように登っていって、ついに石段の道を登りきると
拓けたところに、新たな石段が。
何これ。木々の間から光が漏れて頂上に違いないと最後の力で登ってきたのに、今のわしにアディショナルタイムを戦う力があると思ってか。
もはやHPゲージはほぼ赤である。
ヒグマどころか、リラックマにだって一撃で殺されるわ。
そしてようやく頂上に到着。
達成感!!よく頑張った、わし。
きっとここから絶景が見えるに違いない。
…と思ったのだが、木々が生い茂っていて景色はあまりよく見えません。
わしの30分強の苦労は一体…
どうにか見えた札幌の街。よく分からんが、これで満足したことにしよう
ちょっと降りたところには、かつてのロープウェイの基地の跡地がありました。
更にゴンドラ。いつ床板を踏み抜いてもおかしくない状態である。
山の上に風景を見に来たのに、とんだ遺跡を見つけたかのようだわ。
その後、山を下りていきました。
苦労して登ってきた岩場は、下りになると苔が滑る非常にスリリングな道となっておりました。
行きは体力的に死んだが、帰りは物理的に死ぬかと思ったわ。
その後、ちょうど7時に開店した円山のスタバで職場の資料とパソコン片手に休憩。
ライラックを見て、あとはコーヒー飲みながら仕事をしようと思っておったのに、なぜこんな冒険をしておったのだろう。
~かものはしの音楽365日(142/365)~
百合の咲く場所で / Dragon Ash
ライラックではないが春の花繋がりで百合の歌をば。わしのここ数年の着信音である。音消してるが。
この曲こそ神イントロだわ。