みなさん、こんにちは!!
戸建売却職人の「田中 太郎」です。
今日は「不動産広告の変化」について書いて行きます。
過去を振り返り、20年前は不動産の広告と言えば「紙媒体」が主流でした。
毎週土曜日には不動産各社が競って、広告を配布していました。
カラー刷りの広告から、一色刷りの広告、複数社が掲載する合同の広告・・・・・。
本屋さんでは住宅情報誌が厚さが3~5センチの雑誌になり販売されていました。
掲載する物件の情報量ですが、オープンハウスや初公開の物件情報は一枚の紙面いっぱいに紹介されていましたが、私たちは「コマ」と呼んでいて、1コマを3~4cmの枠の中で、広告で求められている最小限の概要を記載し、物件を広告していました。
このコマで掲載する物件情報は、「駅に近く」、「土地や建物が広く」、「価格が安い」といった3つの条件を備えている物件を優先して掲載していました。
そのため写真や間取等は一切掲載せず、文字のみの広告となるため、「この場所で、この広さで、この価格!!」といった興味関心を頂き、お問合せを頂くことを目的としていました。
しかしその後、インターネットの普及により、広告の費用対効果を各社が考え、アットホームさんやスーモさんといったポータルサイトに広告を掲載するようになり、いつしか雑誌の数は減り、紙媒体広告の広告は減少して行きました。
ただ紙媒体が全く無くなったわけではありません。
オープンハウスの告知は近隣の方にアピールするために、新聞等の折込はまだまだ行われています。
そして初公開となる物件情報も、速報的な要素で広告されています。
しかし不動産各社を見ていると、紙媒体とネット広告を併用してる会社もありますが、ネット広告のみで広告している会社もあります。
これは良い悪いはありませんが、それはその会社のスタンスだと思います。
では当社は?と言うと、紙媒体もネット広告を併用しています。
ただ紙媒体については、自社で販売したいと思う物件のみ広告するようにしています。
上記に書きました、紙面いっぱいに掲載するコマ広告は行ないません。
この方法は、幅広く物件を探している方にからお問合せを頂くための広告で、お問合せ頂いた物件を販売することはほとんどないからです。
(このコマで掲載される物件は、車が入れない、駐車場がない、間口が2mしかない、専用通路を利用する物件等々、価格が安いが売りにくい物件のため)
因みに、ネット広告を主流としている会社とネット広告と紙媒体を併用している会社とでは、どちらが成果を上がているか?
前回の記事より相乗効果を考えても、ネット広告と紙媒体を併用している会社の方が、成果を上げている、つまり売っている会社になります。
このことは次回触れるとして、宜しければ前回の記事、「折り込みチラシに即効性あり」も参照下さい。
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