今回から再び…ホラー映画特集…

「バイオ…」の続きは、またまた「バイオ…」繋がりでこの作品を復刻します…。


ここから原文&加筆 ↓↓↓


「 Resident Evil : Welcome to Raccoon City 」( 2021年/邦題「バイオハザード : ウエルカム ・トゥ ・ラクーンシティ」 )



ミラ出演作品群とは違い…原作を忠実に再現し映画化した…そうですが…出来映えはいかに…。

●データ
監督=ヨハネス・ロバーツ
脚本=ヨハネス・ロバーツ
原作=カプコン「 Resident Evil 」
製作=マルティン・モスコヴィッツ、ジェームズ・ハリス、ハートリー・ゴーレンスタイン、ロバート・クルツァー
製作総指揮=ヴィクター・ハティダ、ロバート・クルツァー
撮影=マキシム・アレクサンドル
音楽=マーク・コーベン
製作費=$25.000.000
興行収入=$41.851.340

出演=カヤ・スコデラリオ、アヴァン・ジョーギア、ロビー・アメル、ハナ・ジョン=カーメン、トム・ホッパー、ニール・マクドノー …etc…

●超・簡単なあらすじ…
ラクーンシティの孤児院で育ったクレア・レッドフィールド ( カヤ・スコデラーリオ ) はある日、「アンブレラ社の研究施設で "ある" 事故が発生し、そのせいで研究施設のあるラクーンシティで異変が起きている…」という不可解なメッセージを受け取る…。
そして運命の1999年9月30日…。
不審に思ったクレアはラクーンシティに舞い戻り、実兄であるクリス ( ロビー・アビル ) の元へ。
ラクーン市警の特殊部隊「S.T.A.R.S」の一員であるクリスは、クレアからその話を聞くが単なる陰謀論だとあしらった。
その後、兄と別れたクレアは変わり果てた住民の姿を目にし受け取ったメッセージが事実だった事を知る…。

…とここまでが序盤のくだり…。
クレア、クリスそして新米警官のレオン(アヴァン・ジョーギア)は無事にラクーンシティから脱出する事ができるのか!?


●登場銃火器
劇中、S.T.A.R.S のメンバーが使うハンドガンは、ゲームの「サムライ・エッジ」を再現したベレッタ92FSでした。




観た感じ、スライドこそブリガーディア・タイプではない様ですが、ステンレス・バレルとS.T.A.R.Sエンブレム付きグリップは再現されている様です。

新米警官のレオンはVP70…じゃなくてニッケル・メッキのコルト45オートでした。



あとS.T.A.R.Sのメンバーは H&K MP5A3やK…




モスバーグM590で武装してました。


クリスの妹、クレアの手にしているのはレミントンM870のピストル・グリップ仕様です。
(警察の武器庫から持ち出した"サムライ・エッジ"も使用します。)




ラスト辺りで、レオンはゲームお約束の "最終兵器" =ロケラン/M136 AT4 を持ち出します。


残念ながら…ゲームでの最強兵器の一つ…マグナム・ハンドガンは登場しません…。

●総評
感想は大方のレビューの通りでした。
一言で言えば「詰め込みすぎ」。
だって原作ゲームの「1」と「2」を約107分に集約する訳ですからね…。
なので…監督さんの意気込みや原作愛は評価しますが、ストーリーなどは大雑把な印象になっちゃいました。
ちなみにゲームの人気キャラ=バリーやレベッカは出てきません。
エイダ ( リリー・ガオ ) は登場するけど、ラストにちょこっと出るだけで、ゲームでの相方?であるレオンとの絡みは無し。
ゲームやらない方が観たら「突然出てきたこの東洋人のねーちゃんは!?」となりますよ。


あとはキャストの設定…。
クリスとクレア、ウェスカーは良いとして(ウェスカーは良い人過ぎるが…) 、問題はジルのキャラクター。


ジルと言えば…誠実なキャラクターで、ドラマの主人公格であるクリス・レッドフィールドのパートナーです。

演じる俳優さんもジルに似ていないし、クリス…ではなくウェスカーと付き合っているらしい…。

これは演じるハナ・ジョン=カーメンさんが悪い訳ではないですよ。

全ては、このキャスティングで撮影を開始し作品として産み出した監督や製作陣が悪いのです。

監督は、細かい位に原作愛を語っておきながら、主人公ナンバー2であるジル・バレンタインのキャラを真逆に変えてしまいました。

これはバイオハザード・ファンからしたら、犯罪に値する行為だと思います。

(但し、実際はカプコン自身が公開前にこの映画を観て「これで良し」とアプローブしているので文句は付けられないですが…。)


一応、映画は「次回作」を匂わす終り方をしているから多分…あるの…かな?


あるんだったら詰め込みすぎない様にお願いしま~す!


点数を付けるなら…60点…かな。

次回作(あるなら…)に期待!


では♪