「ただ悪より救いたまえ」　★★★～レオンの亜種

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

「『シネマ報告書2022』の掲載にあたって」

レオンの亜種 ★★★

ファン・ジョンミン

イ・ジョンジェ

パク・ジョンミン

オ・デファン

チェ・ヒソ

白竜

豊原功補

【あらすじ】

　凄腕の暗殺者インナムは日本のヤクザ・コレエダの殺害を最後に稼業から足を洗うことにする。しかし、コレエダの義兄弟である殺し屋レイは復讐のためインナムを追う。

　一方、インナムの元恋人はひそかにインナムとの間にできた娘を産みタイで暮らしていたが、娘が誘拐され元恋人も殺されてしまう。

　初めて娘の存在を知ったインナムは、娘を救うためタイへ向かう。そして、レイもインナムを追ってタイに入国、壮大な戦いが繰り広げられる―

【コメント】

　8年間通い続けた行きつけのTSUTAYAも、7/29を最後にレンタル終了。まだまだ観たい作品が山のようにあったのにな～と思いつつ、残念だけど時代の流れだしゃあないと、最後のレンタルをして締めようと立ち寄った次第。

　もう新作の入荷が終わってた中で手に取ったのが本作。これは年末に劇場公開されていた韓国製ノワールアクションもので、前々からちょいと気になっていた作品。韓国アクションはなかなかに見せてくれるし面白そうだったので、TSUTAYAレンタル最後の締め作品として鑑賞しました。

　うん、なるほどね。なんだろう、ただ悪より～なんて大それたタイトルでありながら、蓋を開けてみれば意外と普通のアクションだったかなと。もうちょっと韓国ノワール特有の泥臭くて血みどろのエグいアクションものを期待していたんですがね、思ったよりもあっさりしたアクションものだったかなと。まずまずの面白さといったところですかね。

　いろいろとドラマチックな展開はあるんですが、基本的には街で大暴れする殺し屋VS殺し屋の一騎打ちアクションで、銃弾は飛び交うしカーチェイスもあるし、もちろん肉弾戦もあるアクションてんこ盛り映画。互いの殺し屋の身体能力が凄く良いので、アクションは十分に見応えありです。血みどろシーンもところどころにちりばめられてはいるもののエグイ場面は映さないので、観やすいっちゃあ観やすい。けど、個人的にはなーんか物足りないな～というのが正直な感想です。

　しかも、ストーリーが進んでいくうちに、あれ、これ『レオン』っぽくね？と思わせるような展開が多くなってきます。主人公インナムとその娘との関係、存在すら知らなかった自分の娘のために命を投げ出して戦うお父ちゃんの雄姿。ラストシーンの手榴弾の自爆シーンなんか『レオン』そのまんまですやんと少々ツッコんでしまいましたね。

　これでTSUTAYAレンタルという日課が終わってしまったと思うと、ちょっと寂しい気も。週末の仕事帰りに立ち寄るの楽しみだったのにな～。まあ、これからはTSUTAYA DISCASでちまちまとレンタルすることにします。DISCASにはレンタル店には置いていなかった作品で観たいと切に願っていたもの山のようにあるので（主に古いカンフー映画）、しばらくはDISCASで楽しめそうです。

【2022年度 Myランキング】（7/30時点）

　本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

　地獄の猛暑。

（ベスト）…　★★★☆以上が基準

　　１位：スパイダーマンノー・ウェイ・ホーム ★★★★☆

　　２位：トップガンマーヴェリック ★★★★☆

　　３位：シン・ウルトラマン ★★★★☆

　　４位：さがす ★★★★

　　５位：キングダム2 遥かなる大地へ ★★★★

　　６位：ザ・バットマン ★★★★

　　７位：ドクター・ストレンジマルチバース・オブ・マッドネス ★★★☆

　　８位：ウエスト・サイド・ストーリー ★★★☆