「ゴジラ×コング 新たなる帝国」★★★☆~このしっちゃかめっちゃかさがまさに怪獣プロレス | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2024』の掲載にあたって

 
このしっちゃかめっちゃかさがまさに怪獣プロレス
★★★☆
(C)2024 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
 
(2024年/アメリカ/117分/Godzilla x Kong: The New Empire
 
【 製作総指揮・原案・監督 】
アダム・ウィンガード
 
【 出演 】
レベッカ・ホール

ブライアン・タイリー・ヘンリー

ダン・スティーブンス

ケイリー・ホトル

アレックス・ファーンズ

レイチェル・ハウス

ファラ・チェン

 

 

【あらすじ】

 

 ゴジラが君臨する地上とコングが生きる地底、地球上は怪獣と人類が共存していた。

 ある時、未確認生物特務機関“モナーク”が地下から異常なシグナルを察知、モナークのアイリーンと陰謀論者のバーニーは、そのシグナルの元を突き止めようと地下世界に向かう。

 そこには、コングと同じ種類の邪悪な“スカーキング”が支配する帝国があり、シグナルはそこから発せられていた。

 コングはスカーキングと対立することになるが、そこにゴジラが加わり、人類は更なる脅威にさらされることになる―

 

 

【コメント】

 

 今年2024年のゴールデンウィークの目玉作品と言えばこれ。日本が生み出したモンスター・ゴジラのハリウッド版、いわゆる“モンスター・バース”シリーズ、2021年『ゴジラvsコング』に続く第5作目となる作品です。

 僕はこのモンスター・バースシリーズは楽しんで鑑賞しているのですが、前作がちょっと雑過ぎて微妙だっただけに、今回も再度ゴジラとコングの共闘という展開のようで、監督も同じだし大丈夫かよという一抹の不安もありつつ、ここはともかく観てみなくてはと久しぶりの「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

 

(C)2024 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 

 いやー良い、しっちゃかめっちゃかで実に良い!このしっちゃかめっちゃかさがまさに“怪獣プロレス”たる所以、東宝が過去に展開していたゴジラVSの怪獣プロレスを現代の発想と技術でもってさらにブラッシュアップさせたこの作品は、めちゃくちゃだけど大いに評価できると僕は思いますね。相変わらずいろいろとツッコミどころは満載ではありますが、僕は大いに楽しんで鑑賞できました。

 そんな僕の本作の感想は以下の3つです。

 

1,このしっちゃかめっちゃかさがまさに怪獣プロレス!

2.ご都合主義と説明の多さは目をつぶろう

3.邦画は災害ゴジラ、ハリウッドは怪獣プロレス

 

 ストーリー展開は相変わらずです。前作でも評した「映像は最高、ドラマは最悪」、ご多分に漏れず本作もそんな感じで、セリフによる説明が多くテンポも実に早いので、何がどうなってこうなっているのか追いかける間もなく怒涛の展開が繰り広げられる。そんなところがこのシリーズの難点であり、皆の評価を下げている部分でもあると思います。

 だけど、今回は前作の反省点を汲み取ったのか、とにかく冒頭からテンポが速く、あれよあれよとクライマックスまで飽きさせずに見せてくれるし、相変わらずの映像的迫力がこのご都合主義なお話を上回っている。惜しみなく街はぶっ壊してくれるわ、重要な遺産であるピラミッドもめちゃくちゃに破壊してくれる。これよこれ、日本でも日本遺産をぶっ壊しまくっていたじゃん。これぞ怪獣プロレスよー。

 

 中盤は、「あれ、俺は今猿の惑星を観ているのか?」と勘違いさせるほどにコングと同種たちとのバトル展開があってたり、クライマックスのゴジラ&コングの共闘による無重力バトルなんかぶっ飛んでいてもうね。これだけしっちゃかめっちゃかだったらもうそれを楽しむしかないでしょう。そういった意味で、僕は早くにこの趣旨を理解し、ハリウッドならではのバージョンアップを果たした怪獣プロレスを大いに楽しんだわけです。今回はモスラも登場し、往年のファンも大いに満足することでしょう。

 

(C)2024 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 

 これで何となく見えてきた構図が、「邦画はディザスターとしてのゴジラ、ハリウッドは怪獣プロレス」。怪獣エンターテイメントとしての怪獣プロレスはもうハリウッドにお任せして、邦画はあくまで災害、ディザスターとしてのゴジラに注力した作品に注力ほうがうまくいきますね。

 怪獣プロレスも過去日本でやってましたが、このモンスター・バースを観ればもう邦画での再現は困難だし、おそらくファンとしてもそれは求めていない。モンスター・バースの更なる進展はハリウッドに任せましょう。

 ということで、世界でも大ヒットしているみたいだし、間違いなく第6作の製作は確定路線でしょう。次はヘドラやガイガン、エビラなんかの怪獣も登場してほしいし、ミニラなんかも出てほしい。ジェットジャガーなんか登場したらぶっ飛び具合がさらに向上することでしょうね。

 

 

【2024年度 Myランキング】(4/29時点)

 

 本作は、本年度の次点にランクイン。

 GW観たい映画が公開されないなー

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:PERFECT DAYS ★★★★★

  2位:DUNE デューン 砂の惑星 PART2 ★★★★☆

  3位:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 ★★★★

  4位:シティーハンター(未) ★★★★

  5位:ゴールデンカムイ ★★★☆

  6位:カラオケ行こ! ★★★☆

  7位:ネクスト・ゴール・ウィンズ ★★★☆

  8位:ロードハウス 孤独の街(未) ★★★☆

  9位:ポップスが最高に輝いた夜(未) ★★★☆

 10位:サンクスギビング ★★★☆

  次点:ゴジラ×コング 新たなる帝国 ★★★☆

     

     

     

 

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:映画 マイホームヒーロー ★★☆

  2位:エクソシスト 信じる者 ★★☆

  3位:ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ ★★☆

 

<その他ランク外一覧>

エクスペンダブルズ ニューブラッドコンクリート・ユートピアアクアマン 失われた王国ある閉ざされた雪の山荘でLift リフト(未)バッドランド・ハンターズ(未)哀れなるものたち身代わり忠臣蔵雪山の絆(未)ボーはおそれているマダム・ウェブARGYLLE アーガイル落下の解剖学変な家TALK TO ME トーク・トゥ・ミーゴーストバスターズ フローズン・サマーオッペンハイマー恐怖の報酬(未)DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望REBEL MOON パート1:炎の子(未)

 


 
 
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