意外と知っているようで知らないレコードが出来るまでの作り方を紹介している動画です。
プレス会社によって扱い方は様々ですが、基本は以下の行程の通りです。
日本では東洋化成さんが唯一レコードのプレスを担ってくれていますので、そちらもよろしければ見て頂ければ面白いと思います!

個人的には、レコード内周にプレス内容を刻印しているところに興奮しました。






  1. 音を原盤「ラッカー」(lacquer)にカッティング。これは表面が柔らかい原版に凹型の溝を切る工程。
  2. 「ラッカー」そのままでは耐久性に乏しいので、表面に銀メッキを施しその上に更にニッケルメッキを、厚く施した上で剥離する。こうして出来た凸型の金属盤が「メタルマスタ」(metal master)で、これが保存用のマスターディスクになる。
  3. 「メタルマスタ」に銅メッキを施し、剥がすと凹型の「マザー」(mother) ができる。これは生産用のマスターディスクになる。
  4. 「マザー」にニッケルやクロムで更にメッキを施し剥がし、凸型の「スタンパ」(stamper) を作る。
  5. 「スタンパ」を用いて上記のプレスを行うことでレコード(凹型の溝)が完成する。スタンパは消耗品で、使い潰したら「マザー」からまた新しいスタンパを作る。ここで4.の工程が行なわれる。
  6. プレスしたそのままではビニライトがはみ出しており円形ではないので周囲を裁断、整形する。