2025/3/29
日本から持ってきた鰻の蒲焼き。どれくらい保つのか忘れてしまったけれど、月が変わる前に食した方が良かろうと、思い切って頂くことにした。イタリアみたいに、日本から遠い場所に居ると、なんだか勿体なくって、ついつい、先延ばしにしてしまう。これは悪いクセだ…と気づいたのは、極々最近の話である。そういえば、少し前にも、そんなことを呟いた気がする。何でもそうだけれど、美味しく味わえるうちに味わった方が良いに決まっている。何か特別な日に…なんて思っても、さほど、祭り好きというわけでもないから、やはり思い立った日が吉日になるのである。ちょうど、出汁パックも、お味噌も、前のを使い切ったせいで、新たに日本から持ってきたものを開けることになった。それがまた美味しくて、ビックリする。古いものを、勿体ない…と思い使っていたアレは何だったのかと思うほど。私に取り憑いていた「勿体無いお化け」は、勿体無いと思いながら、美味しい時期を自ら失う行為だった…と気づくのである。美味しいというだけで、気分は爆上がりするのだから、私も単純ではあるけれど、気分良ければ、すべて良し。これからもどんどん、美味しいうちに食べるぞと決めた。