日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2022年1月18日)

2022年1月18日

・本日の日銀金融政策決定会合で政策金利は予想通りの現状維持での結果と経済・物価情勢の展望(展望リポート)で2022年度の消費者物価指数の上昇率を1.1%(前回2021年10月時点は0.9%)、2023年度を1.1%(同1.0%)にそれぞれ引き上げました
前週に日銀が「物価目標達成前の利上げが可能という議論が行っている」との観測報道があったことがあり、ドル円は前日に113.48まで下落した後、戻り歩調の中で日銀決定会合を迎えていました。
11:46に日銀金融政策決定会合の現状維持の発表と経済・物価情勢の展望(展望リポート)で2022年度の消費者物価指数の上昇率を1.1%(前回2021年10月時点は0.9%)、2023年度を1.1%(同1.0%)にそれぞれ引き上げの発表があり、発表直後から円が売られ、また時間外の米10年債利回りが1.85%台へ上昇したことでドル買いも加わり13時前にはドル円は50pips超上昇しました。
しかしその後ドル円は日経が560円近く大幅下落したため円買いで押し戻されました。

 

日銀金融政策決定会合の結果
11:46 現状維持

 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・キング牧師誕生日で米国市場が休場だったこともあり値動きが乏しく、欧州時間は17:30に114.31まで下げた後はジリジリと戻して22:00に114.58まで上昇し、NYタイムは114.60近辺での小動きがひたすら続いて、114.60でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると下げ出して9:20に114.44まで下落した後は114.45-60での小動きが続きました。
11:46に日銀金融政策決定会合の現状維持の発表直後から円が売られて急伸し、12:50には115.05まで上昇しました。
その後は日経が大幅下落したため円買いにより押し戻されて14:30には114.75まで下落し、114.81で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:30時点)
・17:40に1.1434まで上昇した後は対欧州通貨でドル高が進んだため22:20には1.1391まで下落し、NYタイムは1.1410近辺での小動きがひたすら続いて、1.1405でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.1400-25で小動きでしたが、時間外の米10年債利回りが2020年1月以来となる1.85%台まで上昇したことで12:30からドルが買われて1.1415から12:50には1.1385まで急落しました。
その後は1.1390-40での小動きが続いて、1.1396で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
・前場は日銀の金融政策決定会合の結果発表を前に債券先物に買い戻しが入って上昇基調が続き12:15に150.93まで上昇しましたが、その後は米10年債利回りが2年ぶりの1.85%台まで上昇したため急速に債券が売られて12:30には150.75まで下落し、150.75で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

 

昨日のNY株式市場
・昨日はキング牧師誕生日で休場でした。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA