どうもこんにちは！
あなたの暮らし応援アドバイザー。
北海道の標茶（しべちゃ）にある平田家具店、
店長の平田敬（たかし・弟）です！
カーテンに
繋ぎ目（縫い合わせたところ）
があるのを見たことありますでしょうか？
この写真のカーテンの
真ん中辺りに
繋ぎ目がございます。
（ちょっと写真が暗くて申し訳ないです…）
アップにしてみると
こんな感じ。
縦に入っているのが
繋ぎ目でございます。
この繋ぎ目って…
なんで入っているの？
というのが今日のお話
(*´∀｀)
説明するためには
すこ～し数字の話をしなくちゃいけないのですが、
なるべく簡潔にお伝えできるように
努めたいと思います！
では、まずは結論から。
カーテンに繋ぎ目がある理由は
「生地の幅が決まっているから」
なんですね。
この写真の赤い線を
引いたところに
「生地幅 150cm」
と書かれております。
ご注文いただいたカーテンって
工場でカーテンの生地を大きさに合わせて切って、
それを縫って作っているわけです。
その際、生地は「原反（げんたん）」と呼ばれる
大きなロールの状態になっているんですね。
これが原反のイメージ。
キッチンペーパーが
丸まってまとまっているものを
想像してもらうと
よりわかりやすいかも。
上のように生地は
丸まってまとまっている状態になっていて、
その状態の幅が
「生地幅」というわけです。
先ほどの「生地幅150ｃｍ」は
上の画像に赤い字で書いてある通り
「原反の幅」ってことでもあるわけ。
つまり、です。
その原反の幅を超える大きさは
生地を縫い合わせるしかない
というわけなんですね。
最初の写真に
文字を書き足したもの。
実際のカーテンって波打ってますよね？
カーテンの一番上で生地を寄せて縫ってあって、
それでカーテンは
カーテンらしく波打っているわけですが…
「生地を寄せて縫っている」ので、
生地の幅が150ｃｍでも、
「カーテンとして作った際」には
幅が100ｃｍになるわけなのです。
（これを「製品幅」と呼びます。ちなみに生地幅150ｃｍが製品幅100ｃｍになるものを1.5倍ヒダと言います。製品幅100ｃｍを作るのに1.5倍の生地幅が必要ってこと）
なので…
カーテンの片方の幅が
150ｃｍや200ｃｍになるように
注文すると
このように生地に
繋ぎ目がどうしても出ちゃう、
というわけなのです。
このカーテンの生地幅は
カーテンの柄によって違ったりもするので、
大きめのカーテンでも
繋ぎ目がないこともあるのですが…
レースカーテンだと比較的多くの場合、
どうしても繋ぎ目がある
という状態になっちゃうんですね。
なんでか、というと。
レースカーテンは製品幅100ｃｍを作るのに
生地幅200ｃｍが必要という場合があるため
なんですね。
これは「2倍ヒダ」と言われる状態で作る時で、
２倍ヒダだと製品幅100ｃｍを作るために
生地幅は200ｃｍ必要になるので、
生地幅150ｃｍの場合は製品幅100ｃｍを作ると
繋ぎ目が出来るってわけなのです。
理由としてはこんな感じなのですが…
数字が出てくるので
ややこしいよね（笑）
とにかく、です。
カーテンに繋ぎ目があるのは
「生地の幅が決まっているせい」で
どうしても、仕方なく繋ぎ目ができちゃう
というわけなのです。
決して繋ぎ目があるカーテンが
不良品であるとか、
余った生地で作っているとか、
そういう理由じゃないんですよ！
というのが声を大にして
お伝えさせていただきます！（笑）
↑もうちょっと詳しい解説を知りたい方は、店長が過去に書いたこの記事も読んでみてね～。
さてさて。
それでは今日はこの辺で。
店長でした～！
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