令和4年8月14日(日) 【旧 七月一七日 大安】・立秋・寒蝉鳴(ひぐらしなく)
君こそ淋しがらんか ひまわりのずばぬけて明るいあのさびしさに
~佐々木幸綱(1938-)『群黎』
Photo:Oggi.jp
向日葵《ひまわり》は言わずとしれた夏の花。太陽をイメージする姿かたちから日輪草とも呼ばれます。開花期は7月から9月頃まで。原産地は北アメリカですが、今はウクライナの国花としてのイメージが強くなってしまいました。しかし、ロシアもこの花を国花としていることをご存知でしょうか。佐々木幸綱氏の短歌にあるように、私もこの花の「ずばぬけて明るい」のが、かえって「さびしさ」や、もっと言えば哀しさにもつながってしまうひとりです。昔見たデ・シーカの名作映画『ひまわり』を観、あるいはヘンリー・マンシーニのテーマ音楽を聴いてしまってからなのかもしれません。明日は終戦の日。玉音放送のあった昭和20年8月15日正午は抜けるような青空が広がっていたようです。
たちそよぎいづこを見しか日輪草いくさの止みし日空青くして
~林龍三 『風』 日本歌人クラブ January 2016
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