本日の読書は、午前も午後も「この父ありて 娘たちの歳月」(梯久美子)から、茨木のり子、田辺聖子、辺見じゅんを読み終え、萩原葉子に入ったところでいったん終了。
最初に収録されている渡辺和子という方は私は初めて目にした名前だが、次の齋藤史も含めて新しい知識を得ることが出来た。島尾ミホ、石垣りん、茨木のり子の3氏についてはそれなりに知っていることはあり、また後者の二人の詩作品にも接し感銘を受けてきた。一応生涯を通しての知識の整理が出来たと思う。
田辺聖子という作家については私のアンテナの範囲には入ることは無かった。読書能力の不足で手が届いていないのが現状。コメントでのご指摘もあり、作品に接する機会を持ってみたい。
辺見じゅんについてはノンフィクションの作品にも短歌にも接したことはないが、短歌作品と接する機会があるのではないだろうか。ノンフィクション作品について手が伸ばせるか自信はないが、努力して目を通すべき作品のようだ。さらに父である角川源義氏の生涯がとても興味深く感じられた。
いづれも取り上げた人物の「父親」が戦争にどのように向き合ったか、その記述に惹かれている。
先行世代といかに対峙し、乗り越えようとしたかによって人の生きざまは変わるものである。
残り二人、どのような父親像が提出されるか、興味深い。
(田辺聖子女史も底力がすごいですよ⤴こちらはご本人が大物で🎶関西パワーをかんじます✨✨✨)
辺見じゅんさんは歌人であり、ノンフィクション作家でもあったんですね。「男たちの大和」と「収容所から来た遺書」がこの本では取り上げられています。ご指摘の「収容所から‥」はおっしゃる通り取り上げられています。読む機会があれば読むというのではなく、自ら手に取って読んでみるのが大切かもしれません。
田辺聖子については通りがかり人様からもご指摘がありました。古書店で小林一茶をさがしてみますね。私の能力不足で、手が届かない作家になっていました。
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