前回ブログにアップした警視庁公式チャンネル「大麻の誘惑」における、「参考論文をチェリーピッキングし論文作成者の意図とは異なる使用をしていないか」という私の質問に対し警視庁銃器薬物対策課より返答がありました。

 

 

自分も緊張しているので発言が少し間違っています(例えばアルコールとコカインの生涯依存症率は10%でなくおよそ20%)が、そこは脳内補正をお願いします。

 

質問内容は「映像内では大麻の害として依存性が説明されているが、その出典論文

 

においては「タバコ、酒、コカイン、カンナビス」の4種の薬物を比較しその中でタバコがダントツの67.5%、それに次いで酒、コカインの20%、そして大麻の9%と依存性についてはタバコがダントツと出ている。そのタバコを部分を削除し、酒コカインほどではないが大麻にも依存性があるので依存性が無いというのは間違いと主張するのは、危険という事で依存性について語っているのであれば一番低い大麻をこの論文で説明するのはおかしくないか」

 

という問い合わせでした。

 

それに対する警視庁からの回答は、

「論文の出典先も明らかにしているし、数値を入れ替えたりしているわけでないので嘘や改ざん、隠蔽等の認識はない。タバコの結果が入っていないのも、比較の中に入れなくとも大麻に依存性があるという事実に変わりはないので入れなかっただけ。」

 

だそうです。

 

ならば酒やコカインの比較もいらないじゃん、大麻が問題なのはその違法性であって、依存性を問題にするのであれば「一番少ない」。そもそも依存性を問題とするのならタバコと酒を何とかすべきとは思いますが、ここでグダグダ論争しても意味が無いのでそこで区切りました。

 

この主張の何がおかしいか例えますと、

「ここにA,B,C,Dの4種類の薬物がある。厄介なのはそれぞれに依存性がある事だ。Aが一番高く、次いでB,C。最後にD。その強さはB,CはAの3分の1。Dに至ってはAの7分の1だ。AとBは合法でCとDは違法だ。Dの問題点は依存性が0ではない事だ。Dに手を出してはいけない」

と言われて「なるほど」って思いますか?という事です。

 

警視庁がこのような論理展開をするのであれば、自分にも考えがあります。

 

足を向けて寝る。

 

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※真宗大谷派行円寺は高森顕徹や一万年堂出版、「親鸞会」とは一切関係ありません