評価アンプ構成①ノイズカット(フォトカプラ)でエフェクト(ラジオ)を再現 | ..あちゃ! no mic's

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  光学式ギターピックアップのノイズカットの試み~高音域をウクレレで評価


ノイズの低減はSSM2167の「ノイズゲート」がそこそこ有効に機能してくれました。Ibanezのギターアンプ(トランジスター)でもRolandのDSPアンプの両方で使えます。しかし、爆音(Boost)でディストーションをかけられるほど、ノイズがない状態ではないので、保留(今回は忘れておきます)として、別の課題に手を付けました。

ごちゃごちゃ、うるさい回路より、オモチャの域で、可愛らしく、これで完了としてw、PCでの加工に移った方が現実的だとは思います。

 
時間がかかってしまいましたが、今回の課題は、ノイズを削減ではなくて、カットしてしまうことデス。以下のレイアウトで、回路の破綻を恐れずに示すとすれば、、

主な構成部品は、LM386のマイクアンプモジュールと4チャンネルのフォトカプラモジュールとオーディオトランスです。おそらく、どんなメインアンプでも音が出ると思います。

 

 

 

 

 

モジュールだけで構成された回路が私的(自身の技術的な問題を解消)にシンプルでいいと感じています。精神衛生上も良好に作業できます。
ピックアップの信号をマイクアンプに入れて(今回のテストではなぜか、mic入力の+/-を逆接続しないと音が鳴りませんでした)、ゲイン最大で出力させ、アウトプットトランス(8:1300)で昇圧して、後段のフォトカプラ(電気→光→電気)で、弦の信号だけを通すようにしています。ノイズはカットされますが、同時にサスティーンもすさまじくカットされます。フォトカプラではプラスの信号しか出て来ないので、アウトプットに、2個のトランス(600:600)で、プラス信号、マイナス信号を作り、足し合わせています。ノイズが全くないので、波形の平滑のために、コンデンサを入れたりとか、余計なことはしていません。
 
イメージが掴めるように、テスト中の動画を載せておきます。

 

  PWM-FMと呼んでいたエフェクトをFMラジオを使わずに再現してみました

□枠で囲まれた部分に、トランスを2個ずつ配置します。

注)下図のトランスの記述が間違っています。

左枠がアウトプットトランス(8:1300)、右枠がアイソレーショントランス(600:600)になります。

回路図に示すように、circuit(A)はフォトカプラモジュールのインプット側、circuit(B)はアウトプット側に配置します。
音色4つをトランスの繋ぎ方の変更で行います。接続変更は2ヶ所、4パターンあって、入力トランスの2次側のIN1(もしくはIN2)とGNDの接続と、出力トランスの1次側のOUT1(もしくはOUT2)とGNDの接続、それぞれ、テレコに入れ替えるだけの操作になります。
 
レンジが合っていません(波形の下限が映っていない)が、PWM-FMと呼んでいた音と、ほぼ同じ感じの音が鳴ります。

 
デモ用の基板が準備できたら、動画にしたいと思っていますが、音のイメージは、ほぼ、同じで、ノイズが全くない状態なのですが、音の途切れ方も全く同じ感じなのが残念なところです。

 
 

 

  ファズ風エフェクトと呼んでいた音色(AMラジオ)をラジオなしで再現してみました

 

偶然、できた感じです。AMラジオでファズ風と称する音と同じだとは言えないかもしれませんが、似ている感じです。
 
波形も上部が抑えられて、いかにもファズな感じで潰れていると思うので、合格としました。

 
参考、AMラジオをギターアンプとして音を出した時の動画です、デモ用の基板ができたら、新しく編集したいと考えています。

 
 
 
以下は、普通の音に近い、接続になります。というより、普通の音に近づけてしまうと、ウクレレの最高音域が出ない感じなので、この波形を丸めて完成としたい思っています。
普通の音に近いのですが、波形のとおり、ぐちゃぐちゃな感じです。

 
 
 
「おなら」のような音がする接続になります。今までの4つの音、すべて、許しがたい、ひどい音ばかりですが、ノイズ(静音時)がないだけに、エフェクト用のソース音として成立しそうなので、入力段「DRY/WET」、出力段「LIGHT/HEAVY」で、2個のトグルスイッチによる切り替え(4種の音の選択)で完了とします。
 

 

 

 

追記 #2025/03/19

基板が出来上がりました。

2個のトランス(IN1とGND、OUT1とGND)の配線の入れ替えでエフェクトの切り替えが出来るようにしています。


シンプルに仕上がっている上に、モジュールの組み合わせで出来ているので、修理が簡単だと思います。同時にコスパも最高ですが、音質は問題デス。

WET/HEAVYを選択したときだけ、483のコンデンサが必要です。
ブレッドボードで組んだときは問題なかったのですが、基板に組むとうまくいきませんでした。おそらく、ブレッドボードの端子の静電容量とケーブルの長さ、接点での減衰が大きく影響しているのだと思います(ラジオで鳴らすときも手を焼きました)。音が若干、オリジナルと変わってしまいましたが、他のエフェクトには、音の抜けを悪くしてしまうだけの結果なので、コンデンサにボリュームをつけて(TONE)最終としたいところです。

動画にまとめました。
音がフォトカプラのオン/オフで単純化されてしまうので、普通に弾くには物足りない感じになってしまいます。
音が無機質な感じなので、アルペジオで弾くとき、隣の弦を同時にストロークで鳴らしてあげると、なんとか無難な音に落ち着きます。そこまでして得られる音が、人の心に響くかは疑問です。
いつもの通り、悲壮感が漂うワンパターンな演奏なので、面白いと思った音を大切にして、一曲、新しいのにトライしてみたいとは思っています(ウクレレ教室通うくらいじゃないと無理かも/あちゃ)。