新医学研究会のメルマガからの抜粋です。
私たちの身体には、もともとデトックスする機能が備わっています。
体内に必要なものといらないものを仕分けしているのが、「肝臓」 と 「腎臓」 です。
(肝臓の役割)
1.代謝(炭水化物・タンパク質・脂肪の3大栄養素を利用しやすい物質にして貯蔵)
2.解毒作用(アルコールや薬剤など体に有害な物質を、毒性の低い物質に変え、尿や胆汁中に排泄する)
3.胆汁の生成・分泌(脂質の消化吸収を助けたり、古くなった赤血球や微量ミネラルなどの不要物を排泄する)
(腎臓の役割)
全身をめぐる血液から老廃物や毒素を取り除き、血液をきれいにします。
老廃物や毒素は尿中に排泄され、体の外へ送り出されます。
腎臓が一日にろ過する血液の量は、ドラム缶1本分(約150リットル)といわれており、この機能が低下すると、体中に老廃物や毒素がたまることになります。
このようにして最終的に不要な毒素は、便や尿、汗、髪の毛、爪によって排出されます。
その割合は以下です。
便 … 75%
尿 … 20%
汗 … 3%
髪の毛… 1%
爪 … 1%
体から出る便や汗で、毒素や老廃物などの有害物質を排出できる割合は、75~95%で、残りの5~25%は、野菜や果物を食べて解毒することになります。
●便(毒素排出量75%)
胃腸のバリアが強ければ、有害物質が口から入っても、体内に吸収されずに体外に排泄されます。
便秘の人は有害物質が体外(胃腸の内側は体外)に長く留まるために、体に吸収されてしまいます。
日々の食事に食物繊維を多く含んだ食材(デトックス食材の摂取)を多く取ることによって、最低1日1回以上の便の排出を心がけるようにしましょう。
また、腸内に毒素がたまると悪玉菌が増加し、排便がスムーズに行われず便が停滞するので、善玉菌を増加させるために、乳酸菌を多く含んだ食物をとるようにしましょう。
漬物、納豆、味噌などの発酵食品がおススメです。
便秘になると、肌が荒れる、吹き出物が出やすいなど肌コンディションに出やすいのも、毒素の多くが便から排出されているからです。
●尿(毒素排出量20%)
血液が腎臓内を循環するときに、必要なものと有害物質や老廃物とをふるいにかけ不必要な老廃物は、余分な水分と一緒に尿として排泄されます。
溜まった毒素を十分に体外に排出するのに必要な尿の回数は、1日に9回と言われていることから、頻繁に水を飲むなどして排尿を促すようにしましょう。
体内の水は、
・尿で1,500mL
・呼気で300mL
・発汗で700mL
・便によって100mL
合計で1日に約2,600ml(体格や個人により違いあり)は、尿と一緒に排泄されます。
出た分、体内水分量を維持する為には、約2L~2.5Lの水分を補う事が必要です。
このお水の入れ替わりがきちんとできていると解毒がしっかりと行なわれることになります。
だからといって、尿を出そうとしてむやみやたらにお水を飲むのもNGです。
水毒(体内の老廃物や毒素を排泄できず体の水が澱んでできたむくみ)を起こします。
水を大量に飲むのが辛い場合、足りない水分は、利尿作用のあるお茶を飲むようにしましょう。
●汗(毒素排出量3%)
汗には、体温が急激に上昇した場合などに身体を冷却させる目的で汗腺から分泌される汗と、老廃物を排出するために皮脂腺から排出される2種類の汗があります。
この皮脂腺から有害重金属が排泄されます。
皮脂腺は、簡単には開かない仕組みになっていて、汗をかかない生活をしていると皮脂腺が開きにくくなり毒が排出されにくくなります。
たくさん運動をする人や、お風呂・サウナ等でじっとりとした汗をかく習慣を身につけている人は 皮脂腺が開きやすいといわれています。
運動生活を取り入れましょう。
●髪の毛(毒素排出量1%)
体内の有害物質が、ゆっくりと排泄されています。
毛髪ミネラル検査(※a1)では、生え際2cm の髪の毛を要求されますが、
髪が1cm 伸びるのに約1ヵ月かかるので、体内の1ヵ月前に溜まっていたミネラルや有害金属を測定します。
※毛髪ミネラル検査 とは・・
まず 「ミネラル」 とは、生体を構成する主要4元素である 「酸素・炭素・水素・窒素」 以外の元素の総称です。
構成比率としては、主要4元素が約95%を占めていて、ミネラルは残りの5%ほどになります。
体内存在量(必要量)は少量ですが、体に与える影響は非常に大きく、生きていく上で「必要」な栄養素です。
ミネラルの語源は英語の「Mine(鉱山)」からきています。
そして「Mineral」という単語を日本語に訳すと「鉱物」になることから、地殻を構成する岩石や、金属類などもこれに含まれるわけです。
しかし、これは広義の解釈であり、その解釈範囲も広く、なかなか収集がつきません。
ある種の文献では、ミネラルのことを「生体金属元素」と呼んでいますが、
ミネラルの中には「フッ素(※a2)」や「ヨウ素(※a3)」などの非金属も含まれている為、この表現が正しいとは言えません。
一般的には、上記の「主要4元素」に対して、生体に必要な微量元素、つまり「生体微量元素」という解釈で扱われることが多い物質です。
毛髪ミネラル検査とは、毛髪中のミネラル量を検査し統計的解析をすることにより、
全身のミネラル動態(必須ミネラルの過不足や有害ミネラルの蓄積)を測定する検査です。
特に、わずかであっても毒性を発揮する有害ミネラル(水銀、ヒ素、鉛、カドミウム、アルミニウムなど)は、
血液検査では濃度が低いことや変動が激しいことなどで正確に計りづらいのですが、毛髪には濃縮された形で含まれているため測定が容易です。
毛髪は実は「ミネラルの排泄器官」という側面も併せ持っています。
この検査の大きな利点は、血液検査などのように痛みを伴わないので、お子様にも安心して受けることができることです。
※フッ素 とは・・
フッ素は、むし歯予防効果や、日用品にも使われている一般的な物質である一方、大気汚染物質として、最も危険な物質でもあります。
昔は、ネズミや虫を殺すために使われていたほど、フッ素は毒性の強いものです。
また、牛の家畜をしていた人が、暴れる牛を大人しくさせるために使用していた事実もあります。
むし歯の予防に、ここまで危険なフッ素を選択する必要はないと思われます。
※ヨウ素 とは・・
ヨウ素とは、人間にとって必要不可欠なミネラルのひとつで、ヨードとも呼ばれます。
人間の体内には甲状腺に多く存在し、甲状腺から分泌されるホルモンの主要な構成成分となり働いています。
ヨウ素は海のミネラルとも呼ばれ、海藻に多く含まれています。
●爪(毒素排出量1%)
爪は、体の中の毒素を出すのが遅く、爪ミネラル検査では、体内の3ヵ月前に溜まっていたミネラルや有害金属を測定します。
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