少し前までは絶対の1手だった | _len_mark囲碁研究会

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初心者から高段者まで、ここで勉強すれば囲碁が強くなれる、というブログを目指したいと思います。

始ったばかりの碁で黒1のシマリ。

自分が初級者だった頃勉強した布石の本には白2の割りうちが絶対の1手と書いてあった。
確か「逆に2の位置に黒石を置いてみれば分かる。右下のシマリと呼応して立体的な黒模様ができてしまう。白ダメ。」的なことが書いてあった。

最近の布石本ではなんて書いてあるんだろう?持っている人いたら教えてください。

最近の碁を見ているとむしろ割り打つ人のほうが少ない。
図のように全く別のところに打ったり
右辺を打つにしても割りうちよりかかりの方が圧倒的に多くなってきた。

黒3までの右辺の黒模様に対する評価が正反対になっているように思える。

白から中央A,B,Cなど消す手もあれば直接D,Eなど荒らす手もあって
「黒のシマリってむしろ模様には向いてないんじゃないの?」
っていう評価に変わってきているような。

黒のシマリに対して白2の中国流も時々打たれる手で、これまた少し前の常識ではありえない手。
黒の低く堅いシマリが白の模様を制限している(剣先が向いている、と言う)から白まずいというのが常識だった。

自分自身、この局面「まあ白持ってもいいかな」という感覚にいつの間にか変わっていたので不思議に思う。
なんとなく、最近流行しているミニ中国流と関連しているような気がする。

初級から中級者向けの本に書いてあるようなことが覆されて行く。
そのうちZenとかCrazyStoneが初手天元でプロ棋士をどんどんなぎ倒して
1手目を隅に打つという常識さえも覆されるのかも、、、

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