チョコレートのない生活?
チョコレートのない生活なんて考えられません。


10年前
“2020年にはチョコレートがキャビア並みの価格に値上がりする”
と言われたことがありますが、最近確かにチョコレートの値段が
上がってきているようですね。

2月14日読売新聞には“カカオ不作悩むガーナ
という記事がでていました。

チョコレートの原料に使われるカカオの価格が世界的に高騰し、
バレンタイン商戦に影響している。中国など新興国の需要増が
背景にある。一方、カカオの主要生産地・西アフリカの農家は、
生産が需要に追いつかない悩みを抱えている。
(ヨハネスブルグ支局 上杉洋司、国際部 広瀬誠)


原料のカカオの市場価格は、2005年は1㌧当たり1500㌦前後
だったが、昨年は約2倍の3000㌦を突破し、高止まりしている。
スイスの大手チョコメーカーは昨年11月、
20年までにカカオ不足になる恐れがある」と発表した。

 
カカオが足りなくなった原因は、インドや中国の中所得者層が
増えたことによって、今までチョコを食べなかった人も食べる
ようになったからだとか。

世界の7割のカカオの生産を占める西アフリカ、特にガーナの
カカオは人気で、日本のカカオも約8割をガーナに頼っているそうです。 

中国も10年前からガーナから直接カカオを買い付けるようになり、
その量は年々増加しているとか。

こうした増加したカカオの消費に対し、ガーナなど西アフリカでは、

・土地がやせてきてしまいカカオのできが悪くなる
・効率よく生産量を増やせない
・カカオではない別の作物を栽培する人が増えてきている
・カカオ農家の高齢化
・若手の後継者が育たない といった問題がでてきているようです。

増えてきている需要に生産量が追いつかないという問題に、
ガーナ政府も収穫量が3倍という「ハイブリッドカカオ」を品種改良したとか。

でも、実際「ハイブリッドカカオ」を使う農家は少ないとか。

それにしても、カカオが手に入らなくなって、
キャビアや金のような価格になると確かにチョコレートが今のように
気軽に食べられるものではなくなるのは大問題です。

今のうちに美味しいチョコレートを楽しもっと♪
でもお菓子のチョコレートの食べすぎには注意しなくてはね^^