『 反 転 』(再)~second 184~    | ”チョイ悪おやじの奮闘記” ♪

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ノンフィクション小説? 『 再起にかける! 』

(皆さん、こんにちは!ニコニコ今日のBGM 矢沢永吉 サン 永遠のひとかけら音譜


皆さん、今年は本当に明るくなれない記事から始まりゴメンなさい。

でも、私もいつまでもうつむいてはいられません。

当初からのBlogの読者の皆さんは、ご存知だと思うのですが、先週、東京からあの兄貴が大阪に来ていました。

その数日前に電話を貰っていた私は、
当日聞いていた時間に新大阪へと迎えに行く。


兄貴の大阪での用件は昼過ぎには、終ってしまいました。

そして車をおいて飯に行こうと誘い出されます。

2人で地下鉄に乗り、大阪最大の歓楽街、北(梅田)に向かった。


時間はまだ昼の1時半。

何故か焼肉屋にはいった兄貴は、すかさず生ビールを注文。

早速、兄貴が口火を切った。

兄貴 「おいhide、今日なんで俺が大阪に来たかわかるか!」

私  「えっ?何でって、兄貴さっきの用事を済ますためじゃ・・・。」

兄貴 「バカヤロウ、お前に会いに来たんだよっ!」

私 「えっ?・・・、俺に?」

当初、一泊していく予定だったのですが、
とにかく最近の大阪はどのホテルも満室。

当の私も本当に驚くほど部屋が空いていない。

で、何よりも、この兄貴の言葉が予想外でした。

電話のやり取りをした時に、どうも私の変化に気づいていたらしい。

よく考えりゃ、その用事だって、訪問先で3分で終りましたから。

で、昼から飲みだす兄貴と私。

兄貴 「あっそうそう、hide、
    後でよけりゃ嫁さんと子供も呼べよ。」


私  「えっ?あっ、はい、わかりました。」

リヴェラに連絡すると来れるのは、
午後の4時ごろになりそうといいます。

兄貴はそれでもいいよ、と言います。

時計を見ると先ほどから10分もたっていません。

と、いうことは3時間あまり2人っきりで飲む。

実は私、2月に格闘技で4時間にも及ぶテストを受けていました。(かなりハードでしたヨ目

その後、全身の疲労感は少しして取れたのですが、背中の痛みだけが取れない。 

当初筋肉痛が長引いているものと思っていたのですが、
かかりつけの医者は少し怪訝な顔をします。 

そして念の為にと、来週、別の病院の検査をしておきませんかと言われ紹介状を渡されていました。

とにかく声にいつもの元気がなかったのでしょう。

兄貴 「とにかく、今日は一杯飲めるだろう!」

私  「えぇ、それじゃ頂きます。 ペコリ」
     (飲むの断われば怖い・・・えっ

この兄貴は、とにかく昔から熱い人。
 
付き合いは20数年になりますが、とんでもなく苦労人です。

人情厚き、男道が変わらない、筋道を通す人。

で、今年になってから私の様相を察して、わざわざ新幹線に乗っかり来てくれたのです。
兄貴
「hide、お前の様子に気づかないとでも思ってるのか?」

私  「いえそんな、でも最近ホント頭が回転しなくて・・。」

兄貴 「お前にはまだやる事があるんだゼ!いっぱいな。」

私も最近、毎晩の楽しみだった晩酌をやめていました。

酒がうまく感じないし、煙草もまずくなりやめていたのです。

それでも兄貴は私を励まし続けてくれる、この日。

でも、酒がだんだんまわってくるにつけ昔の兄貴も少し垣間見える。
           (ちょっとヤバイ・・・・。)


すきっ腹であまり食べないものだからスグに酔っちゃうんです。

私もかなりピントのずれた話などもしてしまうし。

でも、私に何処までも真剣に話してくれる兄貴。

兄貴 「hide、大丈夫だから、心配ないから!」

私  「はい・・・。」

昔話や最近の近況を交えながら時間が流れていきます。

でも、内心は
「リヴェラ、はやく来てくれよ・・。」 と思いつつ。

だってこの年になっても、やっぱ逆らえないから、私も返事ばかりで飲んでばかり。

兄貴だって、今、自分の仕事も楽ではないのに。

いつも現金派だった兄貴も、こっそりカードが利くか店に確認しているのも聞いてしまうんですから。

基本、大阪では私が払っていましたが今はそれもままならない。

とにかく負けないことを懇々と私に話してくれる。

私が今まで皆に言っていた言葉でしたが、そうとう心のレベルが下がっていたのかもしれない。

でも、本当に私は幸せだ。 

遠方から、そしてこの年になっても、こんなに心配してくれる人がいる。

そうしているうちに、リヴェラから連絡が入っていた。

連絡に30分も気づかなったほど。

連絡を取り直し、娘の優子と来ることになりました。


家族にまで会って帰ろうという、兄貴の心に泣ける私。

場所は梅田の阪急東通り商店街というところ。

有名な繁華街ですが、リヴェラ達に場所を説明してもわからない。

兄貴 「hide、迎えに行ってやれよ!」

私  「えっ? でも兄貴一人に・・・。」

兄貴 「俺はいいから、行ってやれよ、
        ここで待ってるから。」


私  「はい、そ、それじゃ・・・。」

兄貴 「あっ、そうそう、何が食べたいか聞きながら来いよな。」

私  「えっ? ここでいいですヨ。」

兄貴 「バッカ、肉か寿司かくらい聞いて来いヨ!」


どこまでも私の家族を気遣ってくれる兄貴。

私は返事をし、足早に駅にリヴェラ達を迎えに行くのでした・・・。
(でも、肉か寿司か・・・。兄貴の発想はいつもその世界の人のようです・・・・。えっ





 『皆様に贈る言葉』 

〝人生は幸福になるための戦いだ。

 私たちは、一番苦しんでいる人、一番悲しんでいる人を

 最大に大事にしていくのだ。何があっても負けてはいけない。

 今は、つらいことや悲しいことがあっても、信さえ忘れなければ

 将来、必ず勝ち越え、悠々たる境涯になる。〟



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