ども、あやめだす
前回の記事でも書いた息子の件が正に起こる前日
息子は偶然にも久しぶりに学校関係で成田山に行っていた。
息子は、小さい頃から何かあると、事あるごとに成田山新勝寺に行きたがった。
不登校だった時期もよく行っていたし
受験の時期は勿論、成田山だけはどんなに反抗期の時期でも一緒に行くと言って来た。
それだけ、息子にとってはご縁もあり
人生の節目節目でお世話になっているお不動さんなのだ
そんなときに引いた御神籤が『凶』だった
内容は…まぁ酷い
救いようがないぐらい酷いことが書いてあった
避けようのない災難があると…
要するに、何をしても良くないって感じのことが事が書いてあった
その翌日から事が起こって
御神籤を見返してみたら、まんま書いてあった
特に
訴訟『あなたに道理があっても勝てない』
まぁ、本当にまんまですわ
で、息子が弱くなったときに引いた御神籤は『吉』で
『物が尽きて、また始まる運勢なので、いったん白紙に戻して、じっくりと取り組めば好結果を得る。
とにかく短気は禁物。
ゆったりとした気持ちで、神仏を敬うこと。』
訴訟『急には勝てない。初めは分が悪く、後に有利となる。』
全ての項目において、時間はかかっても、後から良くなるって感じのことが書いてあった。
短気はよく注意してたから
まぁ、これもまんまですわ
今まで、成田山で凶を引いたことがほとんどなく
引いたとしても、内容はそこまで悪くなく
息子を励ましてくれるような内容であったけど
今回のは、避けようもなく、逃げられも出来ず
向き合わなければならないものがあったのだなと
でもあやめと行ったときの御神籤には
それに労うような言葉が書いてあり
時間はかかっても地道にやって行けば、必ず良い方向に向かうことが提示されていた。
その地道が、息子にとっては難儀なのだが
こうやって大人になって行くのだなと
あやめは漠然と思っていた
それまでのお不動さんは、息子に甘かった…
と言うか
いつも小さな子供が疲れ果てて行くからと言うのもあるだろうけど
『ヨシヨシこっちに来い』
と、包み込んでくれるような癒しだけがあった
小さな子供から少年になり、青年に成長して行く中で
必要なことを厳しくも優しく教えてくれようとしているような
そんなものを今回は感じた
もう小さい子供とは違う。
親に守られるだけではないし
立ち向かう術もあれば、理解者も親以外にもいる。
彼が何度となくぶつかって来た問題に
培って来た彼なりのノウハウもある。
そういったものを携えて
彼は今向き合い始めた
それを促し楽しんでさえいるようなお不動さんに
あやめはただただ
息子が少しでも自分の力で乗り越え
今後の人生の糧となるよう
お願いをすることしかできない
どんな人間にも見守ってくれている存在はいる
それに気付き、素直で在れるかどうかが問題だ
あやめ
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