こんにちは~!
雨が続きますね~
前シリーズでお話しした「湿邪」が大活躍の季節になりました。
さて、前回シリーズで解説した「六邪」は病気の外的要因です。
しかしながら、敵は外にばかり存在する訳ではありません。
身体の内にもしっかり存在します。
東洋医学的には、身体の内側からおこり、臓腑を傷める原因要素のことを「内因」といいます。
「身体の内側からおこるものって何???」と思われる方も多いかもしれませんね~
それは、「人間の行き過ぎた感情」のことです。
現代的に言えば「ストレス」というヤツでしょうか?
「なんだ、ストレスか・・・意外とありふれた答えだったな」と失望された方!!!
現代医学では「ストレス」の一言で大雑把に片づけられていますが、東洋医学ではもっと細かく繊細に7種類に分けています。
これを「七情」と言い、この七つの感情が過剰だったり、長期間にわたって続くと、五臓六腑や気・血・津液に影響を与えバランスを崩させると考えられています。
「七情」っていう響きも「七つの大罪」っぽくて、なんかカッコイイですね。笑
さて、この七情がどんな感情かというと、次のように定義されます。
喜・・・喜び
怒・・・怒り
思・・・考えすぎ
悲・・・悲しみ
憂・・・憂い
恐・・・恐がり過ぎ
驚・・・驚きすぎ
なんか、一見ストレスじゃなさそうな感情も混ざってますね。
実は、この七情はそれぞれに対応する臓器が存在します。
それがどう病気につながるのか、次回からの各論でお話ししたいと思います。
次回は、一番ストレスとは関係なさそうな「喜」から始めます!
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