アマゾンが

 

小売業にあたえた影響は、

 

巨大地震より

 

はるかに大きいと言われている。

 

なのに

 

アマゾンの影響は

 

目に見えない。

 

 

 

近くに

 

イオンや

 

ららぽーとがオープンしたら

 

競合の出店で売上は下がるかもしれない。

 

目に見えるカタチで。

 

しかし

 

アマゾンの影響は目に見えない。

 

 

だから

 

過去

 

倒産した小売店は

 

倒産後も

 

うまくいかなかった理由を

 

不景気や

 

コロナのせいだと

 

思っているのではないだろうか。

 

 

 

アメリカでは

 

ビジネスをはじめるうえで

 

よく聞かれるフレーズがある。

 

”そのビジネスは、アマゾンにはできない事なのか?”

 

 

そう

 

アマゾンとおなじことをやっていたのでは

 

ビジネスで成功できないということ。

 

だから

 

”アマゾン効果”の及ばないところで

 

ビジネスを始めなければならない。

 

 

じゃあ

 

アマゾンは何がすごいのか?

 

 

なにを

 

やっているのか?

 

 

それは

 

 

”オペレーショナル・エクセレンス”

 

 

わかりやすく言うと

 

絶え間なく業務改善を続け、優位性を勝ち取ってきたというコト。

 

 

アマゾンは

 

様々な業界に深刻で計り知れないほどの影響をあたえているが

 

そのアマゾンの成功を支える真の力は

 

1、途方もない品揃え

 

2、納得のいく価格付け

 

3、神速な配送

 

4、簡単な返品手続き、保証。

 

 

アマゾンは、どのようにして

 

日夜、こうした実体のないものを届けているのだろうか。

 

 

アマゾンは

 

すべてのオペレーションプロセス、顧客体験、機能に

 

ロードマップと改良プランを有している。

 

 

通常の会社だと

 

予算がつかないようなものに

 

アマゾンは天文学的な予算(投資)をかけている。

 

 

 

たとえば

 

他の会社と比較してみると

 

ふつう

 

他の会社では、

 

組織再編などは

 

ときどき行われるもので

 

会社が破たんするような場面でない限り

 

何年にもわたって

 

プロセスは同じままの会社が多い。

 

 

しかし

 

アマゾンは

 

絶え間ないく改良を続ける姿勢が貫かれている。

 

なにを改良しているのか?

 

”非効率的なことを容赦なく削減する。”

 

削減と言っても、

 

世の中で言うところの

 

リストラやコストカットではない。

 

接客の削減。

 

リードタイムの削減。

 

サイクル時間の削減。

 

品質管理時間の削減などなど

 

 

 

 

アマゾンの人を評価するプロセスは

 

絶えず向上する努力をしているかどうかといった基準が肝。

 

*つねにアマゾンを良くするための方法を考える。

 

*長期的(短期的×)な成功を目指して決断をする。

 

*お客さんの現在と未来のニーズに対応できるように考えて行動する。

 

*大胆なアイデアや、つきぬけた目標を提案することを恐れない。

 

*あたらしい方法を試す大胆さと気概を見せる。

 

 

 

アマゾンでは

 

1日100万個以上の荷物が発送している。

 

そのなかで

 

ピッキングミスは

 

0.0004%という驚異的な数値を出している。

 

 

100万個の発送に対して、

 

ミスは4個より少ないということ。

 

 

アマゾンに

 

たとえば

 

プリンターを注文する。

 

プリンターは

 

アマゾンの物流センターの箱に入れられ

 

ラベルを貼られ

 

仕分けされ

 

センターのあちこちを移動し

 

外で待機するトラックに乗せられる。

 

一見

 

すると

 

普通の話♪

 

しかし

 

個人が宅急便を送るのとはわけが違う。

 

 

 

アマゾンでは

 

荷物の旅が

 

すべて可視化されている。

 

荷物がベルトコンベアーに乗って、

 

センサー(感知器)とリーダー(情報の読み取り機)が設置されているチェックポイントを

 

通過すると、常に、自動的に センサーがバーコードを読み取る仕組みになっており

 

センサーによって

 

荷物が

 

いつ

 

どこにあるのかを追跡できる。

 

もし

 

荷物を、

 

あやまって別なトラックに乗せようとすると

 

アラートが発せられ

 

誤納品することはない。

 

 

アマゾン創業者のジェフ・ベソスは言う

 

ときどきおこる

 

発送ミスは、

 

しょうがない。

 

たいしたことは無いように思えるかもしれないが

 

1年間では、

 

何百万ドルもの損失を生むことになる。

 

そして

 

致命傷なのは

 

お客様との約束を守れなくなることだ。

 

約束とは

 

お客様の注文品を

 

予定通りに、届けることだ。

 

 

 

ジェフ・ベソス

 

2009年の株主総会時の話

 

”広告は平凡な製品のために支払わなければならないものです。”

 

アマゾンは

 

創業から20年

 

原則的にテレビや雑誌に広告は出さず、

 

他の会社なら

 

マーケティングに使うべきお金を

 

アマゾンでは

 

荷物の無料配送に振り向けました。(笑) 

 

お客様が

 

本質的に喜ぶコトに

 

アマゾンは

 

お金をかけているのだ。